広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワークショップ「窓際のオーナメント」を開催しました

更新日:2021年12月19日(日) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

尾道も急に寒さが厳しくなって初雪も降りました。

先日開催したワークショップ「窓際のオーナメント」の様子をお伝えします。

 

まずは、アルベール・マルケ「サン・ミッシェル河岸からノートルダムを望む」を鑑賞。

マルケはパリの街を一望できるアトリエで制作していました。

絵をじっくり見て「季節」がいつ頃かを推測します。

階段や橋の手すりに雪が積もっています。と、言うことは? 

そう、季節は冬です。

 

 

今回のオーナメント作りは

マルケのアトリエの窓辺に似合いそうな

あたたかみのある羊毛とフェルトを使って作りました。

 

 

リボンやビーズなど、様々な材料を揃えていたので、

作り方を説明している時も、みなさんの「早く作りたい!」という

ワクワクした気持ちが伝わってきました!

 

 

まずはデザインを考えます。

 

 

そして、専用の針を使って羊毛を丸く切り抜いたフェルトに貼り付けていきます。

鋭い針なので、初めは怖がっている子もいましたが、だんだん手慣れてきましたよ。

 

 

チクチクと羊毛を刺していくと…

 

 

 

 

 

こんなふうに模様を描くことができました。

フェルトと羊毛は仲間なので相性が良く(フェルトはアクリル素材が多いですが)

針で刺すとしっかり引っ付きます。

 

 

 

出来上がったものがこちらです!

 

 

クリスマスをイメージしたものもあれば

 

 

好きな模様や生き物をデザインしたものもありました。

 

 

 

 

 

どれも一生懸命作ったのが伝わってくる、あたたかみのあるオーナメントに仕上がりました。

 

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

ワークショップ「旅のサコッシュづくり」を開催しました

更新日:2021年12月18日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

先月開催したワークショップ「旅のサコッシュづくり」の様子をお伝えします。

サコッシュとはサイクリングの時に使うななめ掛けのかばんのこと。

お財布や水筒を入れて、旅行や散歩のときにも重宝します。

今回はフェルトやリボンなどを使って、無地のサコッシュに模様を施しました。

 

 

フェルトは柔らかくほつれにくいので、小さなお子さんでも簡単に扱うことができます。

色のバリエーションもたくさんあって楽しくなりますね。

 

 

たくさん使ったあとは洗濯もできるように

布用のボンドを使って貼り付けました。

 

 

 

難易度の高い刺繍糸でのステッチも上手にできました。

 

 

 

こちらはコツコツ地道な作業。

小さな四角をたくさん切って貼り付けていきます。

 

 

 

さて、何ができるかというと…

 

 

ピラミッドでした!

月や星、ラクダもいます。サコッシュの紺色をうまく使って、夜の風景を作りました。

 

 

同じ材料を使っていても

アイデア次第で様々なデザインに仕上がりました。

 

 

 

 

 

 

世界の国旗や

 

 

 

月とネコ。

便利なポケットもついています。

 

 

いろんな毛糸を使ってボーダーにしたり、

 

 

星やハートが散りばめたり。

どれも身につけるのが楽しくなりそうなものばかりです。

 

 

作ったサコッシュ を持って、たくさんお散歩してくださいね。

参加者のみなさん、ありがとうございました!

 

 

 

 

ワークショップ「キッチンで絵具作り」を開催しました

更新日:2021年10月16日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

先月開催したワークショップ、「キッチンで絵具作り」のご紹介です。

絵画は基本的に四角いキャンバスや紙の上にいろんな描画材で描かれています。

私たちは作品を鑑賞するときに、「何が描かれているか」と考えることが多いと思いますが、

細分化してみると、キャンバスは糸と木、油絵具は顔料と乾性油など

様々な素材が組み合わさって構成された物体です。

 

 

前回の展覧会「PaintersCollection2021」様々な表現方法の絵画をご覧いただきましたが、

絵画という概念を広げて違った角度から見てもらえるかな・・・と思いこのワークショップを開催しました!

 

 

絵具は「顔料」という岩や土など自然の素材、石油などを化学反応させて作った「色の粉」に定着材を混ぜて作ります。

顔料に油を混ぜると油絵具、アラビアゴムを混ぜると水彩絵の具、蝋を混ぜるとクレヨンになります。

さて、今回は「キッチンで」ということで、顔料の代わりにいちごパウダーや抹茶、スパイスなど

口に入れても安全な素材にしました。

 

 

 

 

 

そして定着材には卵黄を使いました。

卵黄を定着材に使った絵具は「テンペラ」という技法の一種で、古くから多くの画家が使用してきた絵具です。

いちご、抹茶、卵・・・なんだかお菓子作りのようになってきましたね!

 

 

上のみどり色は抹茶の粉、下の黄色はターメリック。

想像以上に鮮やかな色でした。

 

 

 

 

他にもパプリカパウダーや赤ワイン、お醤油も使ってみました。

比べると色の違いがよくわかります。

食べ物なので、描いている間いろんな香りも楽しめました。

 

 

 

 

実は今回のように食べ物で描いた絵は、数日経つと変色してしまいます。

美術館にある絵画は、経年や化学変化にも耐えて当たり前のように存在していますが

実は現代まで残っているのは奇跡的なことなのですね…

なんて思いながら、楽しく皆さんの描いた絵を眺めていました。

 

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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