広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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4月25日に、今年度初めてのミュージアムコンサート『How to play the チェンバロ!!』を開催しました。今回は演奏とともに、チェンバロの仕組みや弾き方についても学べるコンサート&レクチャーという形でした。チェンバロの演奏とレクチャーの講師をつとめてくださったのは小田郁枝さんです。

 

〈はじめは何でもむずかしい〉や〈メヌエット ト長調〉など、初心者向けの楽曲や誰でも知っているような馴染みのある楽曲が中心のプログラムです。

いつものコンサートとは一味ちがい、ご来場の皆様にも一緒に手を動かしてもらったり、楽譜を見てもらったりしながらの、アットホームな雰囲気でした。

 

 

形が似ているピアノは弦を叩いて音を奏でる楽器ですが、チェンバロはジャックという爪で弦を弾いて音を奏でる楽器です。ギターなどと似たような仕組みですね。ピアノのような音の余韻はあまり残らず、腕に力を込めても音の強弱は付きません。そのため、チェンバロの演奏においては指の使い方がネックになります。拍感などの基本的な音楽の知識から“アーティキュレイト”や“レジストレーション”といった、チェンバロを演奏するうえで必要になる指先の技術のことまで、実際の演奏を聴きながら楽しく学ぶことができました。

 

 

実際にチェンバロに触れたり色々なお話を聞いたり、とても充実した音楽の時間でした。皆様楽しんでいただけましたか?

 

ご来場の皆様、そして演奏とレクチャーをつとめてくださった小田郁枝さん、どうもありがとうございました!

 

 

 

なかた美術館では皆様に心休まるひとときをご提供できるよう努めてまいります。

ご来館の皆様へは以下のことをお願いしております。併せて<ご来館のみなさまへのお願い>もご確認ください。

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。

・ご入館の際のアルコール消毒と検温にご協力ください。

・館内での咳エチケットや、適宜マスクの着用にご協力ください。

・アルコール消毒液やハンドソープを設置していますので、ご自由にお使いください。

・館内では大きな声での会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。

・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください。

・団体鑑賞の受け入れや館内でのイベントについて、対策を施した上で順次再開しています。

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次回のコンサートに関しては詳細が決まり次第、このブログやチラシ等でお知らせします。

今年度もどうぞよろしくお願いします。

 

 

ミュージアムコンサート「名曲の花束」を開催しました

更新日:2020年7月1日(水) 【コンサート】


6月28日、約半年ぶりのミュージアムコンサートとなる『名曲の花束 フルートとチェンバロで』を開催しました。

フルートの岡野映さんとチェンバロの小田郁枝さんの共演です。

 

 


『名曲の花束』と題した通り、〈ゴールドベルク変奏曲 アリア〉、〈歌の翼にのせて〉、〈主よ、人の望みの喜びよ〉など、バロックからロマン派まで名曲ぞろいのプログラムです


 

 

現代のフルートは多くが金属で作られていますが、チェンバロが活躍していたバロック期のフルートは木で作られたシンプルな形で「フルート・トラヴェルソ」と呼ばれています。

今回はトラヴェルソではありませんが、木で作られたフルートと金属のフルートの2つを使い分けながら演奏していただきました。
 

 

上が木でできたもの、下が金属でできたものです。ご覧の通り、太さもかなり違っていますね。

金属のフルートは音が華やかで大きく、よく響きます。

木のフルートは、よりやわらかく、やさしい印象の音色でした。(太いぶん息を多く使うので、演奏はとても大変とのこと)

チェンバロも本体は木で、弦は柔らかい真鍮でできているので、木のフルートと相性もぴったりでした。


久しぶりの音楽の時間をお楽しみいただけたでしょうか。

ご来場の皆様、出演のお二人、どうもありがとうございました。

 


 

美術館として、みなさんに心休まるひとときをご提供できるよう努めてまいります。

6月24日以降、ご来館の皆様へのお願い は以下の通りです。

 

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。

・館内での咳エチケットや、適宜マスクの着用にご協力ください。

・アルコール消毒液やハンドソープを設置していますので、ご自由にお使いください。

・館内では大きな声での会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。

・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください。

・団体鑑賞の受け入れや館内でのイベントについて、対策を施した上で順次再開しています。

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ご不明な点などあれば、お気軽にお問い合わせください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

次回のチェンバロミュージアムコンサートは

7/26(日)『歌声で綴る 懐かしの叙情曲』

同じく対策をして開催予定です。詳しくは コンサートのページ をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェンバロクリスマスコンサート『精霊の踊り』を開催しました

更新日:2019年12月23日(月) 【コンサート】

こんにちは。もう間もなくクリスマスですね。

美術館のロビーにも、大きなツリーを飾っています。

 

 


nakata Labs『木曜日の絵画教室』で、子どもたちが作った楽しいオーナメントも飾っていますのでご注目ください!




心躍るこの時期にあわせて、ミュージアムコンサートを開催しました。

小田郁枝さんによるチェンバロと、岡野 映さんによるフルートとのアンサンブルです。


 


お届けした曲は、コンサートのタイトルにもなっているグルックによるフルートの名曲《精霊の踊り》、

そしてバッハによるフルートソナタやシチリアーノ、

おなじみのアリアやアヴェ・マリア、そして《さやかに星はきらめき》などのクリスマスキャロルです。


 

 

敬虔なキリスト教徒だったバッハにとって、音楽は神に捧げるものでした。

そのため、神・キリスト・聖霊を表す「三位一体」の数字の “3” が、音づくりや全体の構成に深く関わっているのだそうです。

確かに、聞いているとめくるめく音の世界に引き込まれて、バッハの気持ちがわかるような気がします。


またJ.S.バッハの全集に収められているけれど、本当は息子のC.P.E.バッハ作の曲という説が有力で、

いったん外されたけど再び収められて・・・などなど楽しいお話も交えながら、本格的なバロック音楽をお届けしました。

 


あいにくの雨でしたが、やわらかな音色に包まれて、心あたたまる時間となりました。

ご参加いただいた方々、出演のお二人に感謝申し上げます。



様も、どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。


次回のチェンバロミュージアムコンサートは、2020年4月に開催いたします。

詳細が決まり次第、このブログやチラシ等でお知らせします。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。




 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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