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チェンバロミュージアムコンサート『あたたかい音色』
更新日:2015年8月14日(金)
一雨降って、ほんのちょっとだけ涼しくなったような尾道です。
さて、すこし間があいてしまいましたが、チェンバロミュージアムコンサート『あたたかい音色』の様子をご紹介します。
サクソフォンの山下雅也さんとチェンバロの小田郁枝さんによるアンサンブルをお届けしました。
メジャーな楽器であるサクソフォン、どちらかというとジャズやポップスのイメージが強いのではないでしょうか。
当館ではこれまで、たくさんの楽器とチェンバロが共演してきましたが、実はサクソフォンは今回が初めて!
やわらかくて艶のある、なめらかなサクソフォンの音色と、チェンバロのきらきらした音の相性はぴったりでした。
プログラムは、オーケストラでサクソフォンを用いたものとしてはもっとも歴史の古い「アルルの女」や、バロックの定番曲「ラルゴ」や「調子の良い鍛冶屋」など・・・
アルトサックスやテナーサックスなど、曲にあわせて使い分けながら、多彩な音色を聴かせていただきました。
そして圧巻は、バッハの管弦楽組曲やソナタ。
本来サクソフォン向けでない曲たちですが、そんな難しさをものともせず、
まるでサクソフォンのための曲のように、力強く、魅力たっぷりに演奏してくださいました。
また嬉しいことに、この日、ご近所の中学校から、吹奏楽部の方々も聴きにきてくれていました。
コンサート終了後の、中学生たちによる質問攻めと、山下さんが笑顔で答えておられる光景もなんともほほえましかったです。
やさしい音色や力強い音色、サクソフォンとチェンバロが奏でる、色とりどりの音楽に、たっぷり浸る時間となりました。
どうもありがとうございました!
次回のチェンバロミュージアムコンサートは 8月23日(日)
15:00〜16:00
http://nakata-museum.jp/concert/
メゾ・ソプラノの明るく、高らかな歌声とチェンバロの音色をお届します。
みなさまどうぞご参加ください。