スタッフブログnakata Labs なかたラボ
職場体験をしました。
更新日:2019年9月10日(火)
こんにちは。今年も職場体験を実施しました。
市内の中学校から来てくれた2人に、美術館の仕事を4日間体験してもらいました。
受付対応、館内の掃除や展示什器の片付け、ポスターの貼り替え、
向島こころの『子ども学芸員の旅 作品展』の点検、
エフエムおのみちのラジオ出演の見学、チラシ配り、
子どもたちが描いた油絵の梱包、などなど…
今年は色々と重なって、たくさんの仕事があったのですが、さらに作品のリサーチをして紹介するブログ記事を書いてもらいました。
以下はそれぞれ、2人が書いてくれた記事です。
私はこの作品が気になりました。「夕暮れ時の海」というタイトルの絵です。作者はアンドレ・ボーシャンさんで1941年に制作されました。キャンバスに油彩で描かれています。
鮮やかなグラデーションが特徴の絵で主に空の色がグラデーションになっているなと思いました。太陽は赤色でそこから遠ざかっていくにつれて橙色、黄色、桃色、水色、青色、紺色と色が変化しています。色の変化が綺麗にあらわれていてとても繊細な絵だなと思います。
岩や山のごつごつした感じや雲のもこもこした感じがリアルに描かれていてまるで一枚の写真のようです。
太陽の光と月の光が雲や海に映っていて綺麗だなと思いました。
海に3つの船が浮かんでいてその船に人が乗っています。船に乗っている人達は今から旅に出て冒険をするのかなと思いました。
最後まで見てくださりありがとうございました。
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はじめまして。私は、9月4日〜10日の4日間職場体験をさせていただきました。
特に緊張したのは、受付です。することがたくさんあって大変だなと思いました。貴重な体験が
できて良かったです。
私が紹介したいのは、野口弥太郎さんの「風景」です。
1960年頃にヴェネツィアをモデルに描かれています。
よく見てほしいのは、人と波です。
人が右下に小さくいて、細かいところまで丁寧に描かれていて良いなと思いました。一番奥の人達は、家族が一緒に歩いているみたいで面白いです。
波は、白い色ではっきりとあります。太い筆で大胆に描いてあります。
空は、ピンク色で夕方を表していると思いました。グラデーションも全て混ざりきってない感じが
全体のバランスをとっている気がします。
薄い色がたくさん使われていて、穏やかな街の雰囲気がして、ずっとみていられます。
それぞれの作品を実によく観察して、魅力的な文章を書いてくれました。
楽しく取り組んでくれたようで嬉しく思います。
二人共、4日間おつかれさまでした!
見守っていただいた来館者の皆様、お世話になった尾道の皆様も、どうもありがとうございました。