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ワークショップ「彩りの花の絵」を開催しました
更新日:2021年5月5日(水)
こんにちは。
すっかり新緑の季節になりましたね。
当館では花を描いた作品を展示しています。
作家によって表現の方法はちがっても、花や茎、枝葉などの植物の構造をしっかりと観察していることはどの作品にも共通しているようです。
今回はそのような花の咲き方、茎の分かれ方、葉のつき方などの構造に注目して、花の絵を描きました。
最初に館内の作品を見ながら花や葉、茎の形をしっかり観察しました。
葉の形や花の形の図をもとに、描かれている植物がどれに当てはまるかを考えていきます。
同じバラの作品でも品種によって形が微妙にちがいます……!
美術館を出て、庭の植物も同じように図と照らし合わせながら観察しました。
実際に手に取ってみると、植物それぞれの形のちがいがよくわかります。
室内に戻って描きたい花を選んだら、ホワイトボードにササっと描いてウォーミングアップ!
形を捉えるために、まずはじっくり花を観察します。
いよいよ、作品を描く段階に!みなさん真剣に花と向き合っています……
茎はどれくらい曲がっているのか、葉は同じところから何枚出ているのか、花と葉の位置関係……
もちろん、色もしっかり見ていきます。花瓶の繊細な模様も重要なポイントです!
そして完成した作品がこちらです!
実際に展示室の壁にかけてみました!
花のパーツひとつひとつをみなさんよく見て絵を描いています。
花を活けた水の波紋まで表現されていますね。
今回はパネルに画仙紙(和紙)を貼って、表面にジェッソを塗ったものに作品を描きました。
パネルは市販のもので、裏面が凹んでいるので壁に掛けることもできます。
身近にある花を丁寧にじっくりと見つめる、貴重な時間でした。
参加者の皆さん、ありがとうございました!