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ミュージアムコンサート「心に響くメロディー はずむリズム」を開催しました
更新日:2026年5月10日(日)
4月26日(日)に定例のチェンバロミュージアムコンサートを開催しました。
今回はチェンバロ、マリンバ、サクソフォンという3つの楽器による異色のコラボレーション。
チェンバロの小田郁枝さん、マリンバの松田亜希子さん、サクソフォンの山下雅也さんによる、
他では聴けないアンサンブルを楽しみました。

グレン・ミラ-の演奏で有名な「茶色のこびん」は、
ビールのCMなどでもよく耳にするジャズのスタンダードナンバーです。
聴いているだけで陽気になれそうな、まさにはずむリズム。
チェンバロとマリンバの軽やかな音色が、サクソフォンの力強い音色を彩ります。

今回はイタリアン・ヴァージナルという小さなチェンバロも登場しました。
演奏されたのは日本の古楽である「六段の調べ」。
本来は箏(こと)で弾かれるこの曲を今回は小田さんがヴァージナルで演奏してくださいました。
ヴァージナルは鍵盤を押すと小さな爪が弦を弾く仕組みになっています。
小さなチェンバロで箏の曲を弾くの?と不思議に思われるかもしれませんが、
実は2つの楽器は仕組みが似ていて、弦を弾く繊細な音が古楽の雅な調べを見事に奏でていました。

ヴァージナルとサクソフォンで演奏された「春の海」も、しみじみと響く一曲。
お正月の街中などでよく耳にするこの曲は、箏と尺八のための楽曲です。
鞆の浦の美しい海景をイメージして作られた風雅なメロディーが
2つの楽器で奏でられました。
マリンバとサクソフォンで演奏された「4つの小さな夢の歌より 5月の夢の歌」は、
マリンバの松田さんがセレクトされた楽曲。
大河ドラマ『平清盛』の劇中で流れ、その美しいメロディーに思わず聞き入ってしまったそうです。
マリンバとサクソフォンの優しい音色が、じんわりと響きわたります。
モーツァルトの「トルコ行進曲」はジャズ風アレンジで披露されました。
チェンバロの軽やかな旋律とマリンバの跳ねるような音色、
鋭く高らかに響き渡るサクソフォンが会場を盛り上げます。
少し早めのテンポで演奏され、私たちがよく知る「トルコ行進曲」よりもスタイリッシュな、
映画の劇伴のような一曲に仕上がっていました。
最後はモンティの「チャールダーシュ」。
「酒場風」を意味するタイトル通り、3つの楽器が織りなす響きは喧噪の中の華やかさそのもの。
一気に会場内が盛り上がりました。

ご来場くださった皆様、演奏してくださった御三方、ありがとうございました!

次回は6月21日(日)ミュージアムコンサート&レクチャー「How to play the チェンバロ vol.6 !!」

毎年恒例のチェンバロの演奏体験ができる、レクチャーを兼ねたコンサートです!
いつものコンサートとは一味ちがう、ご来場くださった皆さまがよりチェンバロに親しめる内容をご用意しています。
お誘いあわせのうえ、ふるってご参加ください!