スタッフブログ子どもと美術館
子どもギャラリートーク to 清心幼稚園
更新日:2010年6月23日(水)
今日は、美術館からご近所の「清心幼稚園」から、園児達36名が来てくれました!
絵に何が描いてある?
どんな感じがする?という単純な質問に、次々と発言してくれました。
絵具の凹凸が少ない、さらっとした画面だったら 「うすい」。
くすんだような落ち着いた色味も「うすい」という言葉で表現されていました。
その「うすい」の反対が「濃い」のようで、鮮やかな色は「濃い」。
そして、筆跡がくっきり残っているのも 「濃い」 でした。きっと「厚い」の意味ですね。
絵を近くで見ると、筆跡や色ひとつひとつに注目できますね。
本来描かれているものとは違う何かに見立てて教えてくれる子もいました。
これは、赤い「馬」
こちらは髪留めの「赤いピン」に見えたり。 なるほどなあ。
子ども達の直感力、想像力には感動します。
そして、この上の写真に写っているカシニョール作、《ONOMICHI》を見て
「この女の人こわーい! ない方が良いのに〜」 「ええ!?」
大人だったら言わないような言葉も、素直に出してくれるので面白いです。
同じ絵を見ても、みな、それぞれに違うことを発見します。
怖い絵も、悲しい絵も、好きじゃない絵もあるのです。そこが面白いところです。
写真がブレブレですみません。
絵に対する「かっこいー!」という賛辞が印象的でした。
今日は楽しかったでしょうか? 私はとても楽しかったです。
子ども達にとっても、思い出に残る一日であれば良いなあと思います。
どうもありがとうございました!