スタッフブログ子どもと美術館
子ども学芸員の旅2011 報告その2
更新日:2011年8月28日(日)
「夏休み子ども学芸員の旅2011」
美術館を巡る、1泊2日の旅の報告その2です。
盛りだくさんのプログラムを、ぎゅぎゅっと凝縮してご紹介します!
前回の記事でご紹介した【自分だけの不思議な自画像をつくってみよう!】のあとは、
御調町の 「圓鍔勝三彫刻美術館」 を見学。
ワークショップは 【マイカップづくり】 です。
指導は、陶芸家の金野光賀先生。
毎年恒例、大好評のワークショップです。
手の中で、変幻自在の粘土を、一生懸命にかたちにしていきます。
みんな、それぞれ工夫を凝らします。
もくもくと・・・
電動ろくろも体験。
先生の手さばきには見とれてしまいます。
1日目はここで終了。
御調の「天然温泉 尾道ふれあいの里」に宿泊です。
2日目は因島へ
「本因坊秀策囲碁記念館」からスタートです。
「碁ランティア(ゴランティア)」さんに教えていただきながら、「石取りゲーム」
囲碁を単純なルールに変えたゲームなのですが、これが難しい・・・!
真剣勝負!
因島は、本因坊秀策の故郷。囲碁は尾道の「市技」なんですよ。
単純なのに、奥が深い囲碁! 頭の体操みたいでとても楽しめます!
そして、お次は生口島・瀬戸田へ。
「耕三寺博物館」 に到着です!
【境内クイズラリー】では、
耕三寺のひろーーーーい境内の中を、クイズを解きながら探検。
班の仲間と力を合わせてゴールを目指しました!
【”もののけ”を描く】ワークショップでは、
「百鬼夜行図」に描かれた”もののけ”達を、よーく観察してそっくりに「模写」します。
怖いというより、ちょっとユーモラスな”もののけ”達。
オリジナルにアレンジして名前を付けたり、現代版の”もののけ”を描いたりしました。
”もののけ”は、人の豊かな想像力が生んだもの。
時代を越えて、人を惹きつける魅力があります。
その後は、 「平山郁夫美術館」 を見学。
美術館の「照明」の秘密について学びました。
平山郁夫の作品の特徴であるキレイな青。
作品を保護しながら、この青を美しく見せるために、照明が工夫されているんですね。
最後は 【サンセットビーチでボディーペインティング!】
まずは絵の具を手作り。
小麦粉、片栗粉でつくったノリに、食用色素で色をつけます。
文字通り、体ごと絵の具を楽しみます!
鮮やかな色彩を体に塗って、みんなで芸術作品に変身しました!
記念撮影!!
・・・さて、盛りだくさんの 「子ども学芸員の旅」
今年で第4回でしたが、さまざまな方にご協力いただき、
子ども達にとって、楽しく充実した夏の思い出をつくることができたと思います。
本当に、どうもありがとうございました!
そして、9月10日(土)からは 「子ども学芸員の旅 作品展」 が始まります。
詳しくは展覧会のページへ
旅でつくった作品や、旅の様子を紹介する写真など、
子ども達が感じた「わくわく」や、
創作に対する、子ども達の純粋なパワーが伝わる展覧会になると思います。
それまで、美術館はしばし休館です。
展示替えには、大学生のサポーターのみなさんや、子ども学芸員達も参加してもらって、一緒に準備します。
旅の総仕上げとなる素敵な展示で、みなさまのお越しをお待ちしております!