スタッフブログコンサート
「2台のチェンバロでメリークリスマス!」 開催しました。
更新日:2011年12月25日(日)
本日、ミュージアムコンサート 「2台のチェンバロでメリークリスマス!」 を開催いたしました。
坂 由理さんと小田郁枝さん、お二人による演奏。
美術館所蔵のチェンバロに、「イタリアン ヴァージナル」という小型のチェンバロを加えた、2台の楽器でお届けしました。
右側に設置しているのがヴァージナルです。
「ヴァージナル」といえば、フェルメールの作品を連想する方も多いのではないかと思います。
中世ヨーロッパでは、とてもメジャーな楽器でした。
ソロや連弾を織り交ぜながら、微妙に音色の異なる二つの楽器を奏でます。
ヴァージナルのほうが硬質で、凜とした音。
チェンバロは、しっとりと艶っぽい音でした。
ヴァージナルは、小型で弦が張りやすく、
また、チェンバロの響板と、弦をはじく部分(ジャックレール)が分かれているのに対して、
ジャックレールが、響板の上に直に作られており、はっきりした音色になるのだそうです。
今回はどちらも、久保田彰さんの工房で作られたものでした。
譜面台や、ローズの装飾も美しいですね。
意外な一曲は「ザ・エンターテイナー」!
二人の連弾による、賑やかで迫力のある音色は、一台の楽器から奏でられているとは思えないほどでした。
最後は賛美歌メドレー。
クリスマスにぴったりの雰囲気だったのではないでしょうか。
今日も、ほんとうに寒い中、たくさんの方にお集まりいただきました。
どうもありがとうございました!
さて、「高田三徳の世界」も、本日が最終日。
大変な好評で、多くの方にお越し頂きました。
高田さんの作品を、本格的にご紹介した初めての展覧会。
彼を知っていても、作品は初めて見た!という方も少なくなかったようです。
こうした展覧会を開催できて、本当に嬉しく思います。
また明日から展示替え、年明けは 1/7(土)〜 開館です!
(併設のレストランロセアンは、1/5(木)から営業いたします。)
次回の展覧会は 1/7(土)〜4/8(日)
第31回広島文化賞受賞記念 「安達春汀 刻字展」 となります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
おそらく、年内は最後の更新になるかと思います。
今年も、当館と、このブログを温かく見守っていただき、
どうもありがとうございました。
また来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま良いお年を!