スタッフブログnakata Labs なかたラボ
「風」と「景」を見つけよう
更新日:2012年11月30日(金)
ちょっと遠くの生口島から「アートスクールバス」を利用して子どもたちが来てくれました。
瀬戸田小学校、東生口小学校、南小学校の3校から、
3年生(と4年生が少し)で、総勢71名のみなさんです!
今回は「風景画 fukei-ga」展の観賞を、ワークショップ形式で行いました。
昨日の記事にも少し描きましたが、「風景」はもともと「風」と「景」(=光と影という意味)が組合わさった言葉。
なので、展示している作品の中から、「風」と「光と影」、それぞれを感じる部分を見つけてみよう。
そして、その部分をスケッチしてみよう!という内容です。
用意したのは、こんなワークシート。
「額縁」を印刷しています。こ、これは可愛い・・・!
ただの四角よりは、この額の中にスケッチしてもらうほうが楽しいですよね。
「光」と一口に言っても、さまざま。
明け方の光、夏の昼間の明るい光、横から射す強い光、暗闇の中のぼんやりした光・・・。
どんな光が見つかったでしょうか。
そして「風」。
目に見えない空気の動きを、絵画という動かないものの中に感じるのは、ちょっと難しいです。
でもその分、感じた瞬間、嬉しくなりますよね。
どれが正解、ということはないのですが、
この写真の ↓ 左側の作品が人気でした。
空に、黄色い凧が揚がっているのが見えますか?
ポール・アイズピリの《サンセバスチャンの凧揚げ》です。
すばらしい推理!
そしてやっぱりみんな、よく絵を見てくれています。
たったひとこと意識するだけで、作品に対する想像がふくらみますね。
そしてやはり手を動かすと、心を開いて作品に向き合えるようです。
ワークシートのスケッチも、みなさん素晴らしくて、集めて画集にしたいくらいでした。
みなさん、どうもありがとうございました!