スタッフブログ子どもと美術館
第6回「子ども学芸員の旅」を開催しました!
更新日:2013年8月3日(土)
7/31(水)〜8/1(木)に、尾道市美術館ネットワークの企画
「子ども学芸員の旅」を開催しました!
尾道市内の7つの美術館・博物館や文化施設を巡る一泊二日の旅、第6回目です。
今年は尾道市内の15の小学校から、48名が参加してくれました!
それぞれのプログラムはこんな感じ…↓
耕三寺博物館&平山郁夫美術館・・・鳴龍を探せ!
本因坊秀策囲碁記念館・・・囲碁の石取りゲーム
圓鍔勝三彫刻美術館・・・カップに絵付けをしよう
尾道市立美術館・・・日光写真を撮ろう
尾道市立大学美術館・・・絵を料理する
なかた美術館・・・・着る風景
子どもたちには、二日間でこれらのワークショップを体験してもらいます!
今回はこれまでとコースを逆にしてみました。1日目は、まず生口島へ。
平山郁夫美術館と耕三寺博物館の合同ワークショップから始まり、
サンセットビーチでの水遊びの後、因島・本因坊秀策囲碁記念館というコースです。
「鳴龍を探せ!」は、チームで色んな場所を巡りながらクイズの答えを探していって、
隠された『鳴龍』を見つけよう!というクイズラリーです。
作品をじっくり鑑賞する力や粘り強さ、フットワークの軽さが求められる、学芸員らしい内容で幕を開けました。
そして暑い中歩き回った体を、サンセットビーチでクールダウン!
リフレッシュしつつ、さらにみんな仲良くなれたかな?
因島では、本因坊秀策囲碁記念館に立ち寄り、囲碁の基本ルールを応用した「石取りゲーム」で遊びます。
尾道市の“市技”である囲碁。これがなかなか白熱して面白いのです。
宿泊は、御調の「ふれあいの里」です。
日本美術と囲碁と海の美しさと緑いっぱいの御調まで・・・。
色んな意味で、尾道市の広さを実感する一日でした。
2日目は、圓鍔勝三彫刻美術館からスタートし、二手に分かれて旧市街にある
尾道市立美術館、尾道市立大学美術館、なかた美術館を巡ります。
圓鍔勝三彫刻美術館では、陶芸家の金野光賀さんの指導のもと、
磁器の湯のみに、カラフルな絵の具で絵付けをしました。
焼き上がりが楽しみですね。
電動ろくろも体験しました!
みんな集中して、良い形ができていましたよ。
尾道市立美術館では「日光写真」を撮りました。
影を写しとります。
手と太陽の光だけで、色んな作品ができるなんて、不思議ですね。
青い色と、予想を裏切る形がとても綺麗です。
そして、MOU尾道市立大学美術館。
このときは私が同時になかた美術館でワークショップ中だったので、写真だけ・・・。
内容については、ぜひMOU尾道市立大学美術館さんのブログをご参照ください!
「絵を料理する」面白そうですねえ。
毎年こちらと当館は時間がかぶっていて、私が参加できないのが悔しいところです。
さてさて、当館は先日行った「着る風景」を行いました。
二日間で、色んな風景を感じてきた子ども学芸員たちに、風景をつくってもらいました。
今回は特に「二人で二枚のTシャツ」ということを意識して、
それぞれペア同士で、しっかり協力してもらったのもポイントです。
思い思いの、つながる風景ができました!
子ども学芸員達は、二日間、盛りだくさんの内容を本当にがんばってやりきってくれました。
美術館や博物館を、身近でたのしい場所として感じてもらえたかなと思います。
また、違う小学校や学年の仲間たちと一緒に協力していく中で、新しい友達ができた子もたくさん見られました。
たくさんのワークショップが、そのきっかけとして、想い出に残っていけば嬉しいです。
私たちスタッフも元気をもらった、楽しい二日間でした。
参加してくださった皆さん、ご協力いただいた皆様方に、心より御礼申し上げます!
そして今年の作品展は、9月18日(水)〜9月28日(土)
「しまなみ交流館」1階のギャラリーにて行います。
また詳細をお知らせしますので、子ども達の作品や、旅の成果を見に
足を運んでいただければ嬉しいです。