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ミュージアムコンサート「春の海」を開催しました。
更新日:2014年4月27日(日)
本日、ミュージアムコンサート「春の海」を開催しました。
大河内淳矢さんの尺八と、小田郁枝さんのチェンバロによる演奏です。
和洋それぞれの古い歴史のある楽器ですが、琴によく似た音色のチェンバロの音色と、尺八はぴったり!
「さくら」、「荒城の月」、「ゆうやけ」など日本のわらべうたを中心に、
なつかしいメロディーを現代的な編曲でお届けしました。
タイトルにもなった「春の海」はお正月の風物詩ですが、
実は作曲者の宮城道雄が、幼い頃を過ごした鞆の浦の海を思って作った曲だそうです!
全然知りませんでした・・・!
尺八にはリードがなく、吹き込む息の量で音を調整しています。
楽器を傾けることでもビブラートがかけられるので、
縦に横に、尺八を揺らしながら、同時に吹き込む息も調整することで、より複雑な表現ができるのだそうです。
日本の伝統楽器である尺八ですが、良く知っているつもりでも意外と知らないことだらけ!
そして本物の音色を聞く機会も、意外とないですよね。
実際には、想像よりもずっと表現豊か。
ジャズとの共演でも知られる山本邦山氏作曲の「雁」が独奏されたのですが、とても格好いい曲でした!
凜とした高らかな響きも心地よかったです。
春の陽射しにぴったりな、楽しく華やかな時間で、
ご来場いただいた皆さまも、尺八のイメージががらっと変わったのではないでしょうか。
どうもありがとうございました!
次回のチェンバロミュージアムコンサートは
ヴァイオリンとチェンバロで、ロマン派や現代の音楽をお届けします。
どうぞお楽しみに!