スタッフブログコンサート
ミュージアムコンサート 「ウィーンの空」を開催しました。
更新日:2014年6月22日(日)
しっかりと梅雨らしい一日でしたが、ミュージアムコンサート 「ウィーンの空」 を開催しました。
演奏は、尾崎奏子さんのヴァイオリンと、小田郁枝さんのチェンバロです。
先日実は、twitterではご紹介したのですが、当館のチェンバロを作って下さった
久保田 彰さんご本人に、本格的なメンテナンスをしてもらいました!
鍵盤も、ひとつひとつの弦を弾くジャックも、すべて外して点検して、
痛んだ弦も替えていただいたり・・・。
ピカピカにしてもらって以来、初めてのコンサート本番!
幸いこれまでの状態も良いとのことでしたが、今日は一段と晴れやかで、モダンヴァイオリンにも負けない音でした。
アンサンブルと、ヴァイオリン、チェンバロそれぞれのソロで、
1934年生まれのシュニトケから、1685年生まれのバッハ、
ウィーンにゆかりのあるモーツァルトまで幅広い楽曲が演奏されました。
また、ロシア出身で、ウィーンで音楽に出会ったシュニトケは、現代を代表する前衛作曲家ですが、
今日、演奏された「古典組曲」は、現代に珍しくチェンバロとヴァイオリンのために書かれた曲だそうです。
まさに古典を踏襲しながら、時にふわっと解き放たれるような、美しい旋律を作り出しています。
今年の3月にウィーンから帰国した尾崎さんには、
今の季節のウィーンは日がとても長いこと、梅雨がなく、一年で一番美しい季節であること、
夏の夜を楽しむための、野外音楽祭「フィルムフェスティバル」ことなどを話していただきました。
音楽に身を委ねながら、さわやかな空に思いを馳せたひとときでした。
出演のお二人、ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
次回は
8月24日(日)
「輝きのしらべ フルートとチェンバロ」
オペラやガヴォット風の楽曲から、親しみやすいセレクトでお送りします。お楽しみに。