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親子ワークショップ「秋のくるみボタンづくり」を開催しました。
更新日:2015年11月17日(火)
寒くなり夜の時間が長くなってくると、家でゆっくり針仕事をしたくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日、親子ワークショップ「秋のくるみボタンづくり」を開催しました。
くるみボタンは別名「包みボタン」とも言われ、アルミなどでできたボタンの芯を布でくるんで(包んで)作ります。
かたちもコロンとしてかわいらしいので、てっきり木の実の「胡桃」が名前の由来だと思っていました…。
講師には、服飾家「*M.」として尾道で活動されている三上美香さん。
三上さんの作る洋服やかばんは、かたちや柄がかわいらしく、とても丁寧につくられたものばかりです。
今回は三上さんに指導をいただきながら、刺繍をしたり布専用のクレヨンで絵を描いたりした布を使って、
くるみボタンを作りました。
まずは美術館の中の作品を見ながらドローイングをしてもらいました。
真剣なうしろ姿…
一生懸命描いてます!
風景画の中にはいろんなかたちの木や家、動物や人が隠れています。
みなさんじっくり作品をみながら、たくさんのかたちを見つけ出してくれました。
今回は親子ワークショップという事で、小さいお子さんもたくさん参加してくださいました。
針を使うと危ないのでは?と思われるかもしれませんが、
刺繍枠を使うとお子さんでも比較的安全に刺繍ができます。
布にまるい型を描いて、その中にデザインしていきます。
ちくちく、ちくちく。ひと針ずつ丁寧に。
難しい糸通しもがんばってます!
どんなボタンになるのでしょう。
布へデザインしたら、専用の打ち具をつかって仕上げます。
打ち具の中に、まるく切り取った布とボタンの土台をつめて
金づちでトントンたたいて固定します。
道具があれば、力もいらず簡単に作ることができました。
出来上がったものがこちらです!
クレヨンの自由な線と刺繍のすこし不自由な線が重なって、かわいらしい素敵なボタンができました。
まるい型の全体にデザインしていても、ボタンにすると半分以上は隠れてしまうのです。
でも逆に偶発的なおもしろさがありますね。
「わたしも!わたしも!」と仕上げの作業の順番待ち。
打ち具からコロンと完成したくるみボタンが飛びだすと、子どもたちも「おおーっ!」と完成をあげて嬉しそうにしていました。
くるみボタンは洋服に取り付けるだけでなく、
ヘアゴムやヘアピンに取り付けたり、ブローチにしたり、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。
きっとどのボタンも素敵な小物へ変身するでしょう!
講師の三上さん、参加者の皆さんありがとうございました!