スタッフブログ子どもと美術館
子ども学芸員の旅 2日目
更新日:2009年8月1日(土)
2日目スタート!
天気は見事に晴れ。絶好の旅日より。
一カ所目は生口島・瀬戸田の耕三寺博物館です。
別世界に迷い込んだよう。
蓮の花の不思議な生態について教えてもらいました。
茎もレンコンのように空洞です。
繧繝彩色(うんげんさいしき)を塗り絵で体験。
繧繝彩色とは、色の塗り分けで光や立体感を出す伝統的な手法です。
それぞれ独創的な模様ができました。
建物の装飾や、日本画に実際に使われる岩絵の具の紹介に、興味津々です。
そして、すぐお隣の平山郁夫美術館へ。大下図(日本画における設計図)の展覧会を鑑賞しました。
サンセットビーチ(炎天下)に移動し、
美術館で見た「暁春橘富士」の大下図を砂絵でつくるワークショップ。
大学生サポーターも頑張ります。
まずは、大下図のコピーの線をなぞります。
なぞる
ひたすら、なぞる・・・
3×6尺 (1820?×910?) のパネルをなんと16枚 !!
紙の裏にチョークがぬってあり、なぞると線が写るのです。
その線に、のりをぬっていきます。
砂を定着させると、線が立体的に浮かび上がります。
描くと言うより「のりを塗る」行為なので、自然と素早いタッチになり、おもしろい線が生まれています。
猛烈な日差しに溶けるスタッフ
パネルを繋げて・・・
全員で巨大な作品を作り上げました!
帰りのバスでは熟睡。
プログラムの最後は「修了式」
お母さんやお父さんが見守る中での発表です。
本当に盛りだくさんの内容で、密度のある二日間でした。
仲間達との出会いや、手と心をいっぱい使ったことで、この旅が素晴らしい思い出になってくれることを願います。
そして、子ども達のパワーは本当に凄い。
まっすぐ、力強くて、ダイナミックで、一緒にいると生きてることを実感させられます。
私自身も美術館スタッフとして参加できたことを、とても有り難く思っています。
みなさんお疲れ様でした! そして、本当にありがとうございました!!!!
そして、旅の体験や作ったモビールやカップ、砂絵などを展示する「子ども学芸員の旅 作品展」を開催します!
詳しいお知らせは近日中にします。お楽しみにー!