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ミュージアムコンサート「花の舞い」を開催しました
更新日:2016年5月3日(火)
遅くなりましたが、先月の24日に開催しましたミュージアムコンサート「花の舞い」の様子です。
今回はヴァイオリン奏者の岡本彩香さんとチェンバロの小田郁枝さんをお招きして、春にぴったりの軽やかな演奏会でした。
1曲目はフィオッコの『アレグロ』は、春の訪れを喜んでいるかのような、軽やかな調べでした。
続いてヘンデルの『ヴァイオリン ・ソナタ第4番 ニ長調』
やわらかな始まりからだんだんと曲調が変わっていく様子は、春から始まり夏へ、そして秋冬と、季節の移ろいのようでした。
岡本さんが初めてヴァイオリンを手にされたのは4歳からで、今回のコンサートに当時使っていた小さなヴァイオリンを持ってきてくださいました。
ヴァイオリンの中でもっとも小さい1/16のサイズで、指板も弓も小さい、かわいらしいヴァイオリンでした。
続いて、岡本さんによるヴァイオリン単独の演奏でしたが、目を閉じて聴いているとたくさんの音が聞こえてきて、まるで一つの物語を見ているかのような、表情豊かな演奏でした。
そして小田さんのチェンバロのソロ。
レクチャーを織り交ぜながら、チェンバロの特色を活かした楽曲を演奏していただきました。
最後にもう一度、ヴァイオリンとチェンバロの演奏。
お互いのメロディーを丁寧に編みこんで一つの音楽が作られているようでした。
来場者の方もリラックスして演奏を聴かれていて、穏やかな時間が流れていました。
みなさま、ありがとうございました。
次回は 6/26(日)『バロックダンスとともに ミューズたちの語らい』
バロック時代の楽曲と踊りで、当時の雰囲気たっぷりにお届けします。
どうぞお楽しみに。