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ワークショップ「パリの地図作り」を開催しました
更新日:2017年4月18日(火)
ゴールデンウィークも後半を迎え、尾道もにぎやかです。
4月に開催したワークショップ「パリの地図作り」の様子についてご報告いたします!
講師にはエールフランスで勤務され、長くパリで生活されていたラノワール中島小百合さんをお迎えしました。凛とした姿が素敵な中島さん、当日はパリを意識して赤いバレエシューズでお越しくださいました。
まずは展示作品を鑑賞して、気に入った作品を模写しました。
今回の展示にはパリの風景やパリにアトリエを構えた画家の作品など、パリにまつわる作品がたくさん展示してあります。
気になるモチーフをメモメモ。
中島さんの解説を聞きながら、いつもとはまた違った視点で作品を鑑賞しました。
移民の街であるパリには、パリ生まれでありながらもルーツをたどると移民としてやってきた人々がたくさん住んでいるそうです。
同じ場所や建物を描いてあっても、作家それぞれで絵の雰囲気が違っています。
それはタッチや色など画家が意図して表現したものだけではなく、パリ出身の画家と異国から移り住んだ画家との違いなど、生まれながらにして持つものによって自然とあらわれるものがあるのではと話してくださいました。
作品を鑑賞した後は、地図作りに取り掛かりました。
今回は大きな地図に、描いた模写をコラージュしたり、気になる事柄や場所をメモしました。
この地図は折りたたむと小さな本になり、実際にパリに行ったときにガイドブックとしても使える形です!
シールも使って、興味のある場所をマーク。
皆さん独自のアイデアで地図をコラージュしていらっしゃいました。
参加者の皆さんには、
海外旅行を年に一度は行かれる方、パリが好きで何度か訪れている方、訪れたことはないけど食や美術館に興味のある方など様々な方がいらっしゃいました。
今回中島さんは、参考になる本やガイドブックをあえて持ってこられず、参加者の皆さんがパリについてどのような事に興味を持っていらっしゃるか対面してお話してくださいました。
おすすめの移動手段から、ギャラリーの多いエリア、様々な美術館などの観光スポット。
パリのエリアごとの特徴と、そのようになっていった経緯。
そしてパリで暮らす人々のことなども教えて下さいました。
テレビや観光ガイドで感じる、華やかでおしゃれなパリだけではない、新たなパリを発見をすることができました。
中島さんは、長年のパリの生活で培った語学力や様々な知識を交えながら、生活を豊かにするための提案の場をこれから尾道に作られるそうです。
きっと今回のワークショップのような楽しい場所になるのだろうなあと思いました。
実は!
次回のワークショップも中島さんを講師にお迎えいたします!
ワークショップ『フランス語講座』
5月20日(土)15:30〜17:00に開催いたします。
中島さんと一緒に、フランス語で会話をしながら作品を鑑賞します!
次回も楽しい時間になりそうです。
中島さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!