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チェンバロミュージアムコンサート「春のアンサンブル」
更新日:2017年5月7日(日)
こんにちは。さわやかな新緑が気持ち良い季節になりましたね。
4月のチェンバロミュージアムコンサートの様子をお届けします。
今回はリコーダーの佐伯紀枝さん、チェンバロの小田郁枝さん、お二人の演奏です。
リコーダーといえば、ほとんどの皆さんが学校時代に習った、最も身近な楽器のひとつですね。
本来のリコーダーは、バロック時代にチェンバロとともに花形だった古楽器です。
学校のものはプラスチック製ですが、当時は象牙でできたものや、宝石などで装飾を施したものもあったそうです。
もちろん、素材によって響きが変わり、木でできたものは特に温度や湿度にも敏感で、
シンプルだからこそ、とてもデリケートな楽器だそうです。
また、その音色が鳥の鳴き声に近いことから、
『恋のうぐいす』『ナイチンゲール』など
鳥をモチーフとした曲で、鳴き声のようなメロディーを奏でることも多いそうです。
コンサートでも可憐な響きがとても印象的でした。
またドラヴィーニュの『花々』より、リコーダー2本のための曲を、チェンバロとのアンサンブルにアレンジしたり、
チェンバロのソロではラモーの『三つの手』や『サラバンド』など、
開催中の展覧会【フランスの画家たち】にちなんで、フランスゆかりの作曲家たちの楽曲も多数演奏されました。
春にぴったりの、優しい音色をお楽しみいただけたでしょうか。
ご参加いただいた皆様、奏者のお二人に感謝申し上げます。
次回のミュージアムコンサートは
ギターとマンドリン、チェンバロ、形は違えど、3つとも弦を弾いて音を出す仕組みの楽器です。
そしてマンドリンとチェンバロの共演は、当館では初めて!
皆様どうぞご来場ください。