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ワークショップ「秋のスケッチブック作り」
更新日:2019年10月3日(木)
9月に開催したワークショップ「秋のスケッチブック作り」の様子をご紹介します。
きっかけは建築家、渡邊義孝さんのスケッチノート。
世界各地を旅して現地の建築物から出会った人々、その日食べたものまで絵と文章で細かく記録されています。
今回は紙を数種類用意しました。
水彩に適したもの、ペン画に適したもの...
いくつかの種類の紙を一冊にして、様々な画材に対応できると持ち運びやすいのでは?
と思い用意しました。
配合されているパルプやコットンの割合でにじみ具合が変わってきます。
実際に絵具を使って描き心地を確かめてから紙を選びます。
紙を選んだら、製本に取り掛かります。
今回は無線綴じ製本を参考にしました。
本来は背表紙に糊を塗って、すべての紙をまとめて製本する手法です。
今回は素早く固まるホットボンドを使いました
まずは専用の器具を使って紙をしっかり束ねます。
角がきっちり揃うように丁寧に・・・
ボンドがまんべんなく定着するように
のこぎりを使って背表紙に溝をつけます。
ガリガリと均等にスジを入れていくのがポイントです。
画用紙を束ねたら、表紙を貼り付けます。
今回は布張りのハードカバーにしました。
スタンプで模様をつけて楽しむのもオリジナルならでは。
完成はもうすぐ!
丁寧に作ることが一番の成功の秘訣なので、慎重に作業を進めていきます。
そして一冊のスケッチブックが出来上がりました!
日々、ノートやメモ帳を使ったり、本を読んだりしていますが、
製本ってとっても大変なのですね...!
だからこそ、
頑張って作ったスケッチブックは特別な一冊になりそうです。
参加者の皆さん、ありがとうございました!