スタッフブログnakata Labs なかたラボ
ワークショップ「週末の絵画教室」を開催しました
更新日:2022年8月31日(水)
先日、「週末の絵画教室」と題して、
普段なかた美術館で開催している「木曜日の絵画教室」のスペシャル版を開催しました。
今回は、プログラムの一つとしてよく取り組んでいる模写やクロッキーを2日間にわたって開催しました。
まず1日目は人物クロッキー。先生はピエール・クリスタンです。
クリスタンは街中の人々をたくさんスケッチしています。
作品に登場する人物が生き生きとして見えるのは、積み重ねたスケッチの賜物なのだと思います。
食事をしている人、身を乗り出して話をしている人、しかめっ面で新聞を読んでいる人…
気になる登場人物を小さなスケッチブック に模写します。
クリスタンが描くユーモラスな人物像をよく捉えていますね!
たくさん模写した後は、参加者同士でお互いを描きあいっこしました。
動いているから描けない!という声も挙がりましたが、
何かを見て描くことは、そっくりそのまま描き写すことだけではないのですね。
みなさんお互いの特徴をうまく捉えていました。
2日目の先生はポール・アイズピリ。
「小鳥と少年」を参考に、色鉛筆や色紙を使って塗り絵とコラージュをしました。
アイズピリの絵は、散りばめられた色と形が印象的ですが、
みなさんアイズピリに負けじと自分の色彩感覚で色を塗っていました。
色を塗り終わったら、いろんな形の色紙を貼り付けていきました。
完成したものがこちらです!
大胆なコラージュの子もいれば、中には鳥の羽を一枚一枚描いて繊細な表現をしている子もいました。
同じモチーフに取り組んでいたのに様々な表現の「小鳥と少年」が完成しました。
通常の絵画教室では、一つのプログラムを長い時間通して取り組みます。
今回はその中の一部に触れてもらいましたが、絵を描くときのヒントになっていれば嬉しいです。
参加者の皆さんありがとうございました!