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チェンバロミュージアムコンサート「ヴォーカルアンサンブルの楽しみ」を開催しました
更新日:2025年6月30日(月)
先日、所蔵するチェンバロを使った定例のミュージアムコンサートを開催しました。
今回は久しぶりに「歌声」との共演です。
ソプラノは森脇晶恵さん、松江保乃さん、メゾ・ソプラノは辻ゆうこさん、そしてチェンバロの小田郁枝さん。
総勢 4名のご出演という華やかなステージも久しぶりでした。
キラキラとしたチェンバロの音色と、高らかな歌声が奏でるアンサンブルで、まるで展示室のなかに光が降り注ぐよう。
「待ちぼうけ」「宵待草」など、日本の懐かしい歌もたくさん歌っていただきました。
弦をはじくことで生み出されるチェンバロの音色は、琴にも似ていて相性ぴったりです。
やさしい歌、切ない歌、かわいらしい歌などなど、歌詞が持つメッセージが歌声に乗ることで、ストレートに心に沁み渡ります。
チェンバロのソロでバロックの定番曲もお届けしつつ、
モーツァルトのオペラや、スカルラッティの歌曲など、
ヨーロッパのクラシックでは、重厚で華やいだ雰囲気にうっとり。
かと思えば、ネコが登場する「猫の手紙」は、猫耳をつけてミュージカル風の演出で!
会場もあたたかい笑いに包まれました。
器楽とはまた違った、バラエティに富んだプログラムで、
生演奏ならではの温かみと歌声を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
ご来場いただいた皆様も、どうもありがとうございました。
次回は7月27日(日)「響けトランペット 〜チェンバロにのせて〜」
暑い時期ですが、楽しい音楽の時間をお届けできればと思います。ぜひご参加ください。