スタッフブログコンサート
もうすぐ春、また咲くサクラ
更新日:2010年3月24日(水)
「パリャーソ&谷川俊太郎 〜もうすぐ春、また咲くサクラ〜 」
今回は、 詩の朗読と音楽のミュージアムコンサートです。
あいにくのお天気でしたが、たくさんのお客様にお越しいただいて、盛会のうちに終了しました。
詩人の谷川俊太郎さんが、たくさんある作品の中から、
「シャガールと 木の葉」など、絵や画家が出てくるもののほか、「黒い王様」、 「朝のリレー」などおなじみの作品を朗読。
静かで明るく、すこし切ない俊太郎さんの声が、詩の世界観そのままに響いてきます。
そして、なかた美術館でのコンサートは3回目となる「パリャーソ」。
ピアノの谷川賢作さんと、ハーモニカの続木力さんからなるユニットです。
本当は、ジャズバーでのライブが一番得意だという賢作さん。
オリジナル曲 や、「マリと王様」のブルースアレンジなど、聞いている人をどんどん乗せていく、力強く鮮やかな演奏でした!
また今回はコンサート+トークということで、
それぞれに全く違う表現手段をもつ奥山さん、俊太郎さん、賢作さんに思いを語っていただきました。
賢作さんの「【パリャーソ】の音楽は、リアルタイムのサッカーのような即興」という表現。
頭を空っぽにしたところで生まれてくるのが、詩の言葉だという俊太郎さん。
また奥山さんが、愛犬がヴァイオリンの音に反応する様子や、野菜にモーツァルトを聴かせる農法の話に触れて、
動物や植物にまで届く「音楽がうらやましい」と語られたのが、奥山さんらしいなあと思いました。
共著の絵本「とこてく」の制作や、画集や雑誌で対談をするなど、親交を深めてきた俊太郎さんと奥山さん。
茶目っ気たっぷりなお二人の、多くの示唆とユーモアに富んだ話は、なかなか尽きません。
会場からのいくつかの質問にも答えていただきました。
盛りだくさんの贅沢なプログラムで、本当にあっという間!の2時間でした。
ぐっと春に近づいたような、エネルギーにあふれたイベントになったと思います。
美術館前の桜並木も、数輪開花していました。これから満開になっていくのが本当に楽しみです。
皆さま、どうもありが とうございました!!