広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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職場体験をしています

更新日:2018年8月31日(金) 【日常など】

こんにちは。

今週は市内の中学校から2名の生徒さんが職場体験に来てくれました。

仕事内容は、掃除や受付対応、チラシ・ポスター類の整理、作品のリサーチなど。

 

 

 

 

リサーチの内容をもとにブログを書いてもらったので、以下にご紹介します。

 


 

はじめまして、私は8月28日から8月31日までの四日間、このなかた美術館で職場体験をさせていただいています。

職場体験の四日間で館内の作品を見せていただいたり、受付などの体験をすることができ、とても楽しかったです。

この職場体験で見てまわったさまざまな作品のなかで、私はボー・ジー・ヤンの門番(gate keeper)という作品がとてもきになりました。

 

 

この作品には命を絶たれたペンギンと銃を手にし笑顔を向ける人間の姿が描かれています。

2014年、同性愛が法律で禁じられているシンガポールで雄同士で子育てをしていたペンギンの実話が元にされた絵本が

匿名の抗議がきっかけで図書館から撤去されるという出来事が起こりました。この作品はその出来事が元になっているそうです。

この作品には全体的に暗くくすんだ色が使われているように見えます。また、絵の具がまるで血のように下に向かって垂れていることで不気味さが感じられます。

 

 

作品に描かれている人間の目元は仮面のようなもので覆われており、匿名の抗議との繋がりを感じます。

私はこの作品を見て、絵は見て楽しんでもらうものや絵を通してさまざまなことを知ってほしいというものなど、いくつかの種類にわかれているのではないかと思いました。

この職場体験を通して、美術館でのマナーや仕事内容などたくさんのことを学ぶことができました。四日間ありがとうございました。

 


 

初めまして、8月28日から8月31日まで職場体験をさせてもらっています。

この美術館で展示されている中で一番気に入ったのは小野環の【Territory】という作品です。

                           


 

 

私がこの絵を見て思ったのは、空間に何かの模様を描いているようだということです。

もう一つ気付いたことがあります。それは、使われている色が緑系の色を作るのに必要な色という事です。

他に気に入ったのはカミーユ・コローの【雌牛のいる風景】です。







私がこの作品を見て思ったのは、中世ヨーロッパの村の近くの川で水を汲んでいるようだということです。

絵の中の奥の方にある建造物は村なのでしょうか、何の建造物か気になるところです。

 


 

細かいところまで作品を観察して、気づきを書いてくれました。

緊張したり、大変なこともあったかと思いますが、しっかり取り組んでくれました。

おつかれさまでした & ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

このたびの豪雨災害について

更新日:2018年7月22日(日) 【日常など】

 

 

このたびの豪雨災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、

被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 

未だに避難生活を余儀なくされている方、様々な不安や困難を抱えている方もいらっしゃるかと思います。

さらに続く猛暑や台風など、心配は尽きませんが、美術館が少しでも心を落ち着ける場所になればと願っています。

 

幸いにも当美術館は施設、スタッフともに無事で、現在は通常通り開館しています。

一時、断水によって臨時休館したため、ご来館を予定されていた方には大変申し訳ございませんでした。

 

ご心配やお見舞いの声もたくさんいただきました。皆様に改めて感謝申し上げます。


 





 

職場体験を実施しました

更新日:2017年9月12日(火) 【日常など】

 

こんにちは。あっという間に夏が過ぎていってますね。

ただいま美術館では、ご近所の中学校から2名の生徒さんを受け入れて、『職場体験』を実施しています。



当館では、受付や団体の来館者の方々のご案内、『木曜日の絵画教室』の手伝いなど、いろいろな仕事に取り組んでもらいました。

 



 

このブログのための記事も執筆してもらいましたので、以下にご紹介しますね。

 


 
はじめまして。9月6日から9月12日の4日間体験させてもらっています。
なかた美術館は今まで普通の美術館だと思っていましたが、会社が運営していると知って驚きました。


この体験で印象に残ったことが2つあって、1つ目は受付を体験した時のことで、そこで初めてレジを触ることが出来ました。
伝票に描かれている数字を入力するのに時間がかかりました。受付の人が速くレジを打っているのを見てすごいなと思いました。


2つ目は、絵画教室のことです。小さい子どもを3人も相手をするのは大変そうでした。
ぼくはモデルをやったりみんなと一緒に絵を描いたりしました。モデルは今まであまり大変そうではなっかたけど、やってみると大変でした。10分間動いてはいけないので疲れました。
絵を描くとき、1回目は2Bの鉛筆で、2回目は黒のパステルで描きました。パステルの方が『絵』という感じが出たので今度からパステルで描こうと思いました。
絵は、顔がうまくかけないので苦労しました。




ぼくが美術館の作品の中で一番気に入ったのは、中根寛の「尾道黎明」です。この絵は、他の油絵と違って細かいところまで詳しく描かれており、尾道の様子がよくわかります。


 


空の色が青からオレンジのグラデーションになっていてあたたかい感じで、尾道水道に映る向島のぼんやりとした影が神秘的な雰囲気を引き立てます。
また、瀬戸内海の島々が遠くなるにつれ、霧がかかったように薄くなっています。

他の作家も油絵なのに全く違う絵具を使っているように見えました。もっと中根寛の絵を見てみたいです。



ぼくは文化部に入っていて、絵を描いたり、将棋や囲碁をしています。今度描いてみたい絵は、パステルを使って描いた富士山や、いろんな風景画です。
ぼくは想像の風景を描くのが好きなのでそれをパステルで描いて文化祭で展示しようと思います。

この体験で学んだことを、たくさんの場面で活かせると思うので、この4日間で学んだことを忘れないようにしたいと思いました。

 

 



 

 

 

初めまして。僕は9月6日から9月12日の間職場体験としてなかた美術館に来ています。
僕はここに来て学んだり感じたりしたことがあります。

学んだことは2つあります。
1つ目は「美術館とはどのような所か」です。
ここに来るまでは「美術館とは黙って絵を鑑賞する場所」だと思っていました。
しかし、なかた美術館の職員の方は「美術館とは絵について語り合いながら楽しむ場所」とおっしゃっていました。
今までの美術館への考え方は違っていたのだなと学びました。

 


2つ目は裏方の大切さです。
「表からは見えないけれど、無いと困る」様な役割を僕はいくつか見たり、体験したりしました。
例えば、掃除です。

見えない仕事も大切なんだなと学びました。

感じたことは絵の素晴らしさです。
ここに来て自分は多くの絵を見ることが出来ました。
僕は、絵にあまり興味がなく、描く事も苦手だったので絵をじっくり見ることなどあまりありませんでした。
なので、絵の説明を聞いたり、絵をじっくり見たりすると様々な絵の素晴らしさに気付くことができました。
絵の具の素材、紙質、制作期間、制作者の詳細など、絵を通して色々な事に気付くことができました。
この事をきっかけに美術に対する関心を深めようと思います。

 

 


このような事をなかた美術館で学ぶことができました。
この職場で得たことを将来、就職する時に活かしたいです。

 

 


 

 

4日間の体験で、仕事のなかにはたくさんの工夫や、経験の積み重ねがあること

小さなことでも、自分でいざやってみると意外に難しいことなどに気づいてくれたようです。


そして美術館という場所や、美術の楽しみ方についても、興味を深めてもらえたかなと思います。

お二人とも、4日間おつかれさまでした。


今後も、いろいろな美術館に足を運んでもらえればうれしいです!




 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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