広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワークショップ「ワタシノカオ」を開催しました。

更新日:2017年11月21日(火) 【nakata Labs  なかたラボ】


先日開催した親子ワークショップ「ワタシノカオ」の様子をお伝えします!


 

世界にはたくさんの仮面が存在します。

日本では能の舞台やお祭りのときに使われますね。

歌舞伎の化粧も仮面と言ってもいいのかもしれません。


アイズピリの作品にも仮面を付けた人物がたびたび登場します。

 

 

この作品もヴェネチアのカーニバル。仮面を付けた人々がゴンドラに乗っています。


また、アイズピリが描く人物は顔の色が青かったり真っ白だったり。

カラフルな洋服を着ているにもかかわらず、どことなく淋しげ表情は、

まるで仮面を付けているような違和感を感じる事もあります。


まずはアイズピリの描くいろいろな顔を見てイメージを膨らませます。



今回は様々な形や色の紙を使って仮面を作りました。


 まずは厚紙を目と鼻の形に切り取って土台を作ります。 


 

それからいろんな色の丸い形をつなげたり、紙やリボンを小さく切って貼り付けたりしました。





いろんな文字や模様の入ったポスターは意図しない表情が現れます。

透明の色紙やキラキラした色紙は、質感のおもしろさから、どんどん手が動きます。



人や動物など具象にとらわれず、

形を組み合わせて発生する面白さに反応しながら作られていて、

次はどんな風に展開していくのだろうと見ていてワクワクしました。

 

さらに面白かったのは仮面が完成して各々仮面を付けた瞬間。

なんと言ったらいいのでしょうか、みなさん人格がガラリと変化してしまったかのように感じました。


顔の隠れたお母さんは笑顔が溢れ、

男の子は仮面をつけた瞬間に、凛とした表情と立ち姿になりました。




もはやどこが顔か目かもわかりません…! 


 


仮面をつけることで本来の自分と異なった性格になれたり

顔が見えないことにより開放的になったり

仮面は見た目のおもしろさだけでなく、かぶることによって更に魅力を発するようです。


最後にみんなで記念写真を撮りました。

 

 

まだまだ仮面には秘められたおもしろさがたくさん潜んでいるようです。

是非第2回を開催したいと密かに思っています…!

参加者のみなさん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

ワークショップ「手紙をおくろう」を開催しました

更新日:2017年9月29日(金) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

9月ももうすぐ終わり。

だんだんと日が落ちるのが早くなって、夜を過ごす時間が長くなりました。

じっくりと考え事をするのにぴったりの季節がやってきました。

 

そんな秋には、昔画家たちが手紙で交流をしていたように、遠くの友人に手紙をおくってみるのもいいかもしれません。

 

先日開催したワークショップ「手紙をおくろう」ではオリジナルの便箋や封筒を作りました。

 

 

カリグラフィー風のペンを使って植物の模様を描き、スタンプを使って実や花をつけました。

 

 

カリグラフィーのペンは、描くときの力の入れ方やペン先の向きになれるまで難しかったですが、

いろんなかたちの線を描いているとだんだんコツがつかめてきます。

 

 

試行錯誤されながら、皆さん素敵なレターセットを作ってくださいました。

 

 

爽やかな秋晴れの日だったので、もみじや木の実を加えた鳥など秋をイメージする模様を施されていました。

手紙はこんな風に、季節のようすを封筒や便せんのデザインによって伝えられるのが良いですね。

 

 

こんなお手紙をもらったらわくわくします!

 

 

そして後日、参加者の方から美術館宛にお手紙を頂きました!

もちろん手作りの便箋と封筒です。

封筒は他美術館の展覧会のチラシを使ってあり、とても素敵です。

 

嬉しい限りです。

 

 

SNSで遠くに住む友人の近況も簡単に知れる世の中ですが、

こうやってお手紙を頂く嬉しさは格別ですね。

 

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

ワークショップ「油絵の具の秘密」を開催しました

更新日:2017年9月8日(金) 【nakata Labs  なかたラボ】


9月に入ったとたん尾道は朝晩が肌寒くなり、いきなり秋がやってきたようです。

まだまだ暑かった8月に開催したワークショップ「油絵の具の秘密」の様子をお届けします。


 

みなさん、絵具を使って絵を描いたことがあると思います。

では、その絵具がどんな材料からできているかご存じですか?

絵具は、「顔料」と呼ばれる色の粉と、絵具を紙に定着させるための素材を混ぜて作ります。

油絵の具の場合は、「顔料」と「油」を練って作ることができます。

空気に触れるようにしっかり練っていくと、油がゆっくり酸化して顔料となめらかに混ざり合っていくのです。

 

 

瓶に入った色の顔料…見ているだけで楽しくなります。

顔料は植物や鉱物を砕いたもの、化学反応をさせた物など、様々な材料や工程できています。

緑青やラピス、方解石、貝殻・・・。

こうやって顔料になる前の状態を見てみると、絵の具が「物質」であることがわかります。


そして、絵具作りの開始です。

顔料にリンシードオイル(亜麻仁油)を少しづつ混ぜて行きます。



ペインティングナイフで混ぜ合わせると粘度がでてきて絵具らしくなってきました。


 

しかしこの状態では、まだ顔料と油が混ざり合っていないのでさらに練り合わせていきます。

今回はガラスのコップをすり棒の代わりにしました。

しばらくするとなめらかになって、ツヤがでてきます。


 

まだまだ根気強く練り続けます!

目標は30分! ひたすら30分…

みなさん黙々と作業されている会場は、さながら絵具工房のようでした。


 

シンプルな材料でシンプルな手順ですが、1色出来上がる頃にはみなさんぐったり。

もう一色作りましょうかと提案すると、少し戸惑われた様子でしたが

がんばって作ってくださいました!

次の日は筋肉痛になられたのでは……


 

 最後に、出来上がった絵具をアルミのチューブに詰めて、ラベルをデザインしました。


 


絵具らしい形になると達成感が湧きますね。



みんなで作った絵具を交換して、5色の油絵の具が出来ました!

これだけ色数があればいろんな絵が描けそうです。楽しみですね!


絵の具を自分で作ると、絵を鑑賞するときも描くときも、冷静に色について考えることができそうです。

次は色だけでなく、艶の有無や質感などにも配慮しながらいろんな絵の具を作ってみたいなと思いました。


参加者の皆さん、ありがとうございました!




 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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