広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワークショップ「春の標本作り」を開催しました

更新日:2019年5月30日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 梅雨を通り越して夏が来たような暑さです。

 先月開催したワークショップ「春の標本作り」の様子を報告いたします。

 

昨年も開催したガーデントーク。

植物の先生をお招きしてのレクチャーです。

今回は特別編として、植物の標本のつくり方を教えていただきました。

 

 

今回作ったのは、講師の濱田先生が手に持っていらっしゃるような「押し葉標本」。

押し花、私も小さい頃に分厚い漫画本に挟んで作っていましたが、

今回は押し花を研究材料として残すときのテクニックを教えていただきました。

 

まずは庭を散策して、気に入った植物を採取します。

 

 

裏山にも登ると、さらにいろんな種類の植物に出会えました。

 

 

「雑草」とひとくくりにしてしまう小さい植物も

よく見ると色んな形があり、おもしろいですね。

 

 

普段は気づいていなかった植物を色々見つけることが出来ました。

 

 

 

 

採取した植物は根を洗ってきれいにします。 

 

 

その後、新聞紙と板を使って丁寧に挟んで、紐をぐるぐる巻きにして圧をかけます。

10日間、吸水用の新聞紙を毎日取り換えることが、綺麗な色を保つ方法だそう。。。!

 

 

あれから一カ月近く。

スタッフが作った標本がこちらです!

 

 

途中、忙しさにかまけて、新聞の交換を忘れた時も・・・

それでも何とか出来上がりました!

 

 

葉の色がもう少し鮮やかになったかもなあ、と反省しつつ、

台紙に張ってラベルをつけると、植物の形の綺麗さが際立ちます。

 

 

 

 

図鑑にしてもいいし、額に入れるのも良いかもしれません。

自宅の庭や、道ばた、旅先などで、ちょこちょこ押し葉標本を集めていくと楽しいですね。

参加者の皆さん、濱田先生、暑い中ありがとうございました。

 

 

 

「Throwing a Spoon ピアノとチェロの音楽会」

更新日:2019年5月19日(日) 【コンサート】

先日、久しぶりの夜のコンサートとして「Throwing a Spoon ピアノとチェロの音楽会」を開催しました。

尾道在住の鍵盤奏者トウヤマタケオさんと、

チェリストの徳澤青弦さんのデュオである

「Throwing a Spoon」(スローイング ア スプーン)による音楽会です。


 

当館では、これまでも何度か二人をお招きしていますが、

今回は新しいアルバムのリリースツアーということで、新曲をたくさん連れてきてくださいました。

 

ピアノとチェロが付かず離れず、適度な距離を保ちながら、

でも隣合わせにしっくりとなじんで、ひとつの旋律を奏でていきます。




音は確かに、展示室いっぱいに響いて届いているのに、気持ちは不思議と静けさのなかにいるようでした。

 

そして、この日はスペシャルゲストとして画家nakaban(なかばん)さんをお招きして、3人でのミニトークを行いました。



nakabanさんとトウヤマさんは「ランテルナムジカ」というユニットで活動しており、

(昨年夏の「音と光の音楽会」では、素敵な演奏と幻燈を披露していただきました)

この度のアルバムの印象的なジャケットも、nakabanさんによる版画作品です。


 

 

版画という手法は直接描くのとは異なり、まず版を彫るという工程をはさむこと、

そして刷る段階で、一気に完成へと至ります。

そのため、たくさんの手数も、複雑な絵柄も、シンプルにすっきり見えるというお話や、

本来ならば内緒にしておきたいであろう“元ネタ”ともいうべきものとして、

ヨーロッパの民衆版画の画集を持ってきてくださり、そのイメージについてもお話いただきました。


 

トウヤマさんも青弦さんも、さまざまな音楽家の方と共演する機会も多く、

サポートからソロ、作曲や舞台まで、幅広いお仕事をされています。

そんなお二人には、Throwing a Spoonだからこその面白さ、あるいはままならないことについてお話していただきました。


作り手として己や楽器が持つエゴについて、

思い通りにいかないことの良さ、

絵を描くことと音楽をすることにどう向き合うか、

そして Throwing a Spoon(匙を投げる) のお名前に隠された由来(?)などなど、

お話に花が咲きました。

 

 

シンプルなライブも良いですが、もっともっと考えてみたくなるようなお話のあとは、

演奏がひときわおもしろく、心地よく響いたのではないかと思います。


ライブならではのアレンジや即興もあり、音楽が生まれていく瞬間を眺めたり

音や絵のことを思い思いに考えて楽しむ、そんな時間になりました。

 

ご来場いただいた皆様、お世話になった皆様、

そしてご出演の素敵なお二人とnakabanさん、どうもありがとうございました。

 
 
 
 

暑いくらいの陽気の日曜日、チェンバロミュージアムコンサート『ばらの花よりも甘く』を開催しました。

チェンバロと、2本のヴァイオリンというとても贅沢なアンサンブルです。


ヴァイオリンは尾奏子さんと長谷川恭子さん、チェンバロを小田郁枝さんによる演奏です。


 

耳馴染みのあるメンデルスゾーン《歌の翼に》から始まり、タイトルにも引用した

パーセルの《ばらの花よりも甘く》はドラマチックに、まさに花が香り立つような印象。


そのほかにも、F.クープランの《葦》、《百合の花ひらく》ドラヴィーニュの《ばら》、《三色スミレ》など、

展覧会『花ある絵画』のテーマにあわせ、植物を題材にした曲をたくさん盛り込んでいただきました。

 

 

透明感にあふれ、のびやかなヴァイオリンの音色と、チェンバロの鈴を鳴らすような音色は相性もぴったりです。

 

そしてバッハの《2本のヴァイオリンのための協奏曲》ではダイナミックに音が織り上げられ、圧巻でした。

 

 

そのほかリズミカルな舞曲や、古典的な組曲まで幅広いプログラムで、とても華やかな音楽の時間となりました。

出演の御三方、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。



次回は 6月23日(日)ソプラノとチェンバロで奏でる 星めぐりの歌』

当館では久しぶりとなる、歌のコンサートです。

季節の歌や懐かしい童謡などをお届けいたします。どうぞお楽しみに。

 

 

 


 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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