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コレクションプラス「Paysages 風景画」展がスタートしました。
更新日:2013年7月2日(火)
コレクションプラス「Paysages 風景画」展がスタートしました。
日本とフランスの風景表現について、
コレクション作品と、今回に合わせて特別に選んだ借用作品を組み合わせて展覧しています。
写真の像を用いて、“絵画”を描き続けている小山穂太郎、
“日記”という私的なフィルターを通して制作を続ける野田哲也、
風景の姿に普遍的な命を宿らせる奥山民枝など、現代の作家の作品と、
コローやマルケ、ヴラマンク、須田国太郎など近代作家の作品とを行き来しながら、
多角的なアプローチで、風景に迫っていきます。
これまで尾道の風景は、様々なイメージで語られ、絵画や写真、映画、広告などの中に表現されて来ました。
“絵のまち”、“歴史ある街”、“坂道と路地の街”などなど・・・。
私たちが尾道を歩き、見るときに、そうして作られたイメージに導かれて見てしまってはいないでしょうか。
そこから逃れることは簡単ではありませんし、作られたイメージ=理想があるからこそ、守られてきた風景ということもできます。
しかし今回は、そのイメージについて、そしてその向こうにある現実の風景の姿について、想いを巡らせてみたいと考えています。
10月14日(月・祝)まで開催しますので、この機会にお越しいただければ幸いです。
nakata Labsも色々と開催していきます!
まずは、毎回好評をいただいている、浜田先生のガーデントークの絵画版をお届けします。
7月15日(月・祝) 14:00〜15:00
「絵の中の庭」
大変申し訳ございませんが、事情により
展覧会チラシに表記している時間を変更させていただきました。
何卒ご注意のほどお願い申し上げます。
展示室の中を散策しながら、
風景画に描かれた、様々な時代・土地・季節の植物や、自然のあり方について、
専門家の見地から、解説していただきます。
絵の中には、下にあげている以上に、ありとあらゆる植物が見つかります。
浜田先生は、ほんの小さく描かれているだけのものや、ざっくりした筆致での描写でも、
その他の植物との関連、その地形など、総合的な姿から、
その植物が一体なんであるか、を読み解いてしまいます。
今回は、いつものように「歩きやすい靴」でなくても大丈夫ですので、ぜひお気軽にご参加下さいませ。