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「コレクションにみる“植物” × BOOKS」はじまりました
更新日:2015年3月6日(金)
美術館の庭園では、枝垂れ梅、ヘレボルス(雪起こし)など、次々に開花してきました。
さらにこれから、杏、海棠、ツツジ、そして様々な緑が芽吹いていきます。
そんな季節にぴったりの企画展「コレクションにみる“植物” × BOOKS」がはじまりました。
「×BOOKS」シリーズの第3弾として、
様々な画家が描いた植物の絵画とともに、
書籍や図鑑などから、植物を表したさまざまな「言葉」を展示しています。
作品の中にはバラに始まり、牡丹、椿、菜の花などの花はもちろん、
松や桜などの樹木、あるいは苺、メロンといった果実まで、
様々な植物が登場しています。
植物がもつ線や形、色。
それらをよく見て、観察して描くことで、画家たちはその造形を自分の中にとりこんできました。
装飾的な役割はもちろん、
何かを象徴するものとして、
季節や風土をあらわすものとして、
さまざまな心情を託すものとして、植物はあらゆる役割を果たしています。
そして今回は、それらの植物が登場する小説や随筆、詩や短歌なども集めています。
それぞれの言葉とともに作品を見ていただいて、新しい発見があれば嬉しいです。
会期中は展覧会をさらに楽しめるような「nakata Labs(なかたラボ)」のイベントもたくさん計画しています。
『絵のまち尾道四季展 招待作家 作品展』も同時開催中です。
奥谷博、鴨居玲、島田章三、宮永岳彦ら、第一回、第二回の「絵のまち尾道四季展」に
招かれた画家たちが描いた個性豊かな“尾道”をご覧頂けます。
あわせてぜひお楽しみください。