スタッフブログ展覧会
コレクション展『日本近代の光』はじまりました
更新日:2016年2月25日(木)
こんにちは。
寒さが続いていますが、庭園の枝垂れ梅は満開で、なんともいえない良い匂いがしています。
さて、新しい展覧会『日本近代の光』もオープンいたしました。
明治、大正、昭和をざっくり「近代」として、梅原龍三郎をはじめ、日本人画家たちが追い求めた色彩、筆致、構図や、
「自由な表現」や「個性」が重んじられてきた様子を、コレクションからご紹介する展覧会です。
そして、こうした動向に大きく影響を及ぼした、フランスの画家たちの作品もあわせて展示しています。
日本画の分野で活躍した伊東深水などの作品も含め、
時代のなかで育まれた様々な美意識や、画家たちが花開かせた表現をお楽しみください。
関連のワークショップで一番近いものは、3月13日(土)の親子ワークショップ『花のブローチづくり』です。
絵画をトレースしたり、自由にドローイングして、色鮮やかなブローチをつくってみませんか。
親子ペアでも、もちろんお一人様での参加も大歓迎です!
・日時|3月12日(土) 13:30〜15:30
・定員|15名
・参加費|大人1,000円 子ども500円(ペア1,300円)
・対象年齢|4歳以上
・持ち物|はさみ
春の気分を装いに加える、楽しいワークショップになりそうです。
また、第5展示室では小企画『藤田嗣治とパリ』を同時開催しています。
当館が所蔵する藤田嗣治の作品3点と、同時代にパリで交流した画家たちの作品をご覧いただけます。
この企画は、藤田の半生を描いた映画『FOUJITA フジタ』の、シネマ尾道での公開に合わせたものです。
ヴァン・ドンゲンやモイズ・キスリングなどは、実際に藤田と親交が深く、映画にも登場する画家なので、
あわせてご鑑賞いただくと、どちらもさらに楽しめるはず!と思います。
先日は関連して、シネマ尾道にて映画上映後にトークを行い、
当館学芸員として国近が、尾道市立大学芸術文化学部講師の西嶋さんとごいっしょしました。
20年代パリについて、フジタの生涯、彼が描いた作品について、映画そのものについて…
二人でしゃべり倒しまして、40分の時間が足りないくらいでした…。
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました!
映画『FOUJITA フジタ』の上映は、2月26日(金)までです。
シネマ尾道にてご覧頂いた方には当館の割引券をプレゼント中ですので、ぜひぜひご利用くださいませ。
(割引券は本展会期中5月29日(日)まで有効です)
詳しい上映スケジュールはシネマ尾道のHPにて。
http://blog.livedoor.jp/seijun_kawamoto/