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特別展『小林和作に出会う』がオープンしました
更新日:2016年10月9日(日)
10月8日(土)より特別展『小林和作に出会う』がオープンしています。
かつて尾道に暮らした画家・小林和作は日本全国をスケッチして、たくさんの風景を描きました。
そして自らを“民衆画家”と称し、市井の人々や歳下の作家たちとも
分け隔てなく交流して尾道の文化を豊かに育てました。
今なお尾道で愛されるこの画家について、始めての方はもちろん、
馴染み深い方も、作品を通して改めて“出会って”いただきたいという企画です。
春や秋の雄大な山や、荒波が打ち付ける海辺など。
素直な筆致で色彩豊かに描かれたその作品は、素朴で力強い魅力を持っています。
和作と同世代の梅原龍三郎や林武、中川一政といった画家たちのほか、
現在、そして未来へつながる作家たちの活動もご紹介しています。
和作と出会い、影響を受けた人のひとり、脚本家・高橋玄洋さん。
出品者であると同時に、作品へのコメントも寄せていただきました。
尾道に生まれ、小林和作から直接の絵の教えを受けた“最後の弟子”である村上選さん。
和作との出会いのきっかけになった作品も含めて展示しています。
横谷奈歩さんは、アーティスト・イン・レジデンス AIR Onomichiの招聘作家として、
これまでも尾道にある高橋玄洋さんの旧家を舞台に、アートプロジェクトを展開してきました。
この度はラジオドラマを軸にした新作インスタレーションを制作。
ぜひ会場で体験してください。
小林和作が描いた作品、そして小林和作を通して広がる、様々な作家たちの作品をお楽しみください。
会期は来年の2月19日(日)まで。
この度は山口県立美術館さんや尾道市立美術館さんをはじめ、
多くの所蔵家の方々から作品をご出品いただきました。
また作品の制作や調査などにも多数の方にご尽力いただいています。
本当にありがとうございました。
皆様ぜひこの機会にご来館ください!