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コレクションプラス『花ある絵画』がはじまりました。
更新日:2019年3月1日(金)
2月23日からコレクションプラス『花ある絵画』が始まりました。
バラを中心に、様々な植物が描かれた静物画や風景画を展示しています。
フランスの近現代の作家たちが描いた花のある静物画や、
日本近代の画家たちによる花のコレクション、
小林和作をはじめとした日本の風景画など、春らしい作品をご堪能いただけます。
どんな作品を展示しているか こちらのページ(http://www.nakata-museum.jp/collection/) で確認することができます。
カテゴリごとにコレクションが一覧になっており、◎印が展示中の作品です。
お気に入りの一枚がある方は、ぜひチェックしてみてください。
そして第2、第3展示室では、スイスの画家アン・マリー・トレクスリが描いたバラの植物画を展示しています。
トレクスリはフランスやドイツ、イギリスなどで美術を学び、植物学の知識をもとにした専門的なイラストレーションで評価されました。
バラのほか、ツバキやランの花、鳥を描くことを得意とし、アメリカのカーネギー自然史博物館や、パリの国立自然史博物館にも務め、自らも育種に取り組みました。
本展では、さまざまな色や形のバラを描いた37点をお借りして、一堂にご紹介しています。
それぞれの特徴をクリアに描き分ける卓越した水彩画の技術を、ぜひ目の前でご覧ください。
オープンにあわせたように、しだれ梅も満開を迎えています。
アンズの蕾も膨らみつつあり、この先の季節は美術館前の桜並木も楽しみですね。
春のお散歩がてらに、ぜひ美術館でゆっくりとした時間をお楽しみください。
コレクションプラス『花ある絵画』は6月2日(日)まで開催しています。