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『Blue−アイズピリとクリスタン−』が始まりました。
更新日:2022年6月28日(火)
先日から開館25周年を記念した展覧会の第二弾として、『Blue −アイズピリとクリスタン−』がスタートしています。
ポール・アイズピリとピエール・クリスタンはいずれもフランス生まれの具象画家で、当館がコレクションのなかでもっとも数多く作品を所蔵している画家たちです。
色鮮やかさと力強さが特徴のアイズピリと、落ち着いた色彩と構図が印象的なクリスタン。
両者の作風は大きく異なりますが、共通して海や水辺の風景を多く描いており、今回は2人の作品を一堂に展示しています。
南仏カンヌやサントロペ、ギリシャの島々、ヴェネツィアなどの街並み、そして海辺に集う人々を描いた作品には、今回のテーマである青色が多く使われています。
青は知性や平和の象徴として多くの人に愛される一方で、孤独や悲しみをイメージさせる色です。
今の時季には涼しさ、冷たさを感じさせる、目にも嬉しい色でもありますね。
そんな青の魅力にも注目していただきたく、展示のなかでフランスの伝統色からさまざまな青色をご紹介しています。
海の青だけでも何種類もあり、そのほかにも、“忘れな草”や“孔雀”、“オパール”といった自然物や、タバコのパッケージ、水夫の仕事着から名付けられた青などがあります。
今回はこれらの青色をリストにして、受付でもお配りしています。
青の多彩な表情を楽しみながら、それぞれの作品をご覧いただければ嬉しいです。
併設レストランロセアンでは、期間限定のデザートセット「プロヴァンサル」もご用意しています。
“南仏風”を意味する名で、レモンとトマトを使ったタルトレットです。
爽やかな甘さで、展覧会の余韻を引き立てます。ぜひご賞味ください。
お出かけの際は熱中症対策も万全に、涼しい館内でお過ごしいただければ幸いです。
会期は10月2日(日)まで。
詳細は展覧会のページをご覧ください。
なお当館の新型コロナウイルス感染予防対策の詳細はこちらからご覧いただけます。新型コロナウイルス感染症への安全対策について(PDF)
ご来館の際は何卒ご協力のほどお願い申し上げます。