広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワークショップ「おめかしシャルロット」を開催しました

更新日:2019年12月25日(水) 【nakata Labs  なかたラボ】


今年も残りわずか、

暖冬なので1年が暮れることにまだピンと来ていません...

先月開催したワークショップ「おめかしシャルロット」の様子をお届けいたします。

 

 

シャルロットは顔が隠れるくらいの大きなフリルのついた帽子のことで、

ケーキの名前でご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

19世紀ごろまでは、ヨーロッパの女性たちは

つばの広い華やかな帽子を身に着けていました。


今回のワークショップでは、

このシャルロットの形を参考にして、持参して頂いた帽子をカスタマイズしました。

さてさて、どんな風に変身するのかお楽しみに!

 

 

材料はリボン、布、オーガンジー、キラキラしたビーズから、

ビニール袋、みかんネット、ペットボトルのキャップなども・・・

 

 

まずはデザインを考えます。

 

 

 

 

子どもたちは家でアイデアを考えてきていたようで、どんどん手を動かしていました。

憧れのあの帽子が作りたいようです!

 

 

針と糸を使って、リボンに飾りを取り付けていきます。

 

 

 

 

 

ビーズはグルーガンを使ってリボンに貼り付けます。

 

 

 

宝石をたくさん取り付けたような、きらびやかなリボンになりそうです!

 


 

 

オーガンジーを縫い付けると華やかな雰囲気に。

 

 

 

さてさて、どんな帽子が出来上がったのでしょうか?


片側はシンプルな帽子。



反対側にはオーガンジーやチュールを使った大きなリボンが取り付けられて

とても豪華な印象です。 


 

実は黄色や赤色のビニール袋を使ってお花にしています。

様々な素材が組み合わさった、面白い帽子です。

 

 

 

こちらの帽子はパステルカラーのお花がたくさん散りばめられて

かわいらしい印象でした。

 

 

 まるでお花畑に蝶々が止まっているいるようです。

 

 

そしてこちらは子どもたちが夢中で作っていた魔女の帽子です!

私も小さいころに憧れた帽子でした。

 

 

 

 

ただの黒い帽子ではないのです。

レースのリボンや、タイルを組み合わせて作ったボタンがついていたり

 

 

ビーズをたくさん貼り付けたリボン、

光沢のある布で作った蝶々もついています!

 

 

今回展示している作品の中には、

パリの華やかな雰囲気を感じられる作品もあります。

ぜひ、絵の中の登場人物のファッションもお楽しみください。


参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

親子ワークショップ「夜の仮面づくり」を開催しました

更新日:2019年11月14日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

こんにちは!

11月に入って山々の景色は冬に向かっています。

これから全国的に寒くなるみたいですね。

 

さて、先月開催した親子ワークショップ「夜の仮面づくり」の様子をお伝えいたします!

まずは美術館の作品を鑑賞。

アイズピリの描いた、いろんな顔を見てみます。

 

 

目がぐりぐりと見開いていて、笑っているのか悲しいのかわからない表情。

顔の色も水色だったりピンクだったり、まるで仮面をかぶっているように見えます。

 

イメージが膨らんだら、さっそく作り始めます!

材料は折り紙やセロハン、リボン、シール… 

いろんな形に切って台紙にペタペタ貼り付けます。

 

 

初めてのはさみだそうです!

 

 

キラキラのついたモールは大人気でした。

 

 

さて、鏡で途中経過を確認してみましょう…

 

 

なかなかいい感じに仕上がっている表情でしょうか?

 

完成したら、最後に館内で記念撮影をしました。

いかがでしょうか?

 

 

ハロウィンのお化け2人組。

家にやってきたら泣いちゃいます…

 

 

 

マリー・ローランサン「母と子」と仮面の親子。

 

 

 

最後にセザンヌの大きな作品の前で。

演劇のワンシーンのようですね。

 

 

今年も想像を超えた、楽しい?怖い?仮面がたくさんできました。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

ワークショップ「秋のスケッチブック作り」

更新日:2019年10月3日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

9月に開催したワークショップ「秋のスケッチブック作り」の様子をご紹介します。



きっかけは建築家、渡邊義孝さんのスケッチノート。

世界各地を旅して現地の建築物から出会った人々、その日食べたものまで絵と文章で細かく記録されています。

 

 

 

 

今回は紙を数種類用意しました。

水彩に適したもの、ペン画に適したもの...

いくつかの種類の紙を一冊にして、様々な画材に対応できると持ち運びやすいのでは?

と思い用意しました。

 

配合されているパルプやコットンの割合でにじみ具合が変わってきます。

実際に絵具を使って描き心地を確かめてから紙を選びます。

 

 

 

 

紙を選んだら、製本に取り掛かります。

今回は無線綴じ製本を参考にしました。

本来は背表紙に糊を塗って、すべての紙をまとめて製本する手法です。

今回は素早く固まるホットボンドを使いました

 

まずは専用の器具を使って紙をしっかり束ねます。

角がきっちり揃うように丁寧に・・・

 

 

 

 

ボンドがまんべんなく定着するように

のこぎりを使って背表紙に溝をつけます。

ガリガリと均等にスジを入れていくのがポイントです。

 

 

 

 

画用紙を束ねたら、表紙を貼り付けます。

今回は布張りのハードカバーにしました。

スタンプで模様をつけて楽しむのもオリジナルならでは。

 

 

 

 

完成はもうすぐ!

丁寧に作ることが一番の成功の秘訣なので、慎重に作業を進めていきます。

 

 

 

 

 

 

そして一冊のスケッチブックが出来上がりました!

日々、ノートやメモ帳を使ったり、本を読んだりしていますが、

製本ってとっても大変なのですね...!

 

 

 

 

だからこそ、

頑張って作ったスケッチブックは特別な一冊になりそうです。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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