広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワイン講座「家飲みワイン研究会」を開催しました

更新日:2019年7月18日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

今年も厳しい暑さが続いていますね。。。

 

さて、先日開催したワイン講座「家飲みワイン研究所」の様子をお伝えいたします。

 

 

定期的に開催している、美術館と併設レストラン「ロセアン」とのコラボレーション企画です。

 

今回は味覚を旅するというテーマのもと、ワインに合うおつまみをみんなで考えました。

 

 

ワインは味わいの異なる品種を5種類を用意しました。

 

そして、おつまみ用の材料はこちらです。

アボカド、コーン、豆腐、お惣菜のかぼちゃや唐揚げ。。。

 

 

これらの食材に色んな調味料を組み合わせておつまみを作ります。

 

 

わさび、醤油、オリーブオイル、山椒や練り梅。。。

約40種類の食材と調味料を用意しました。

「家飲みワイン」というだけに、食材もスーパーやコンビニで手軽に手に入るものばかりです!

 

そして、ワインと食材を上手に合わせるにはいくつかのポイントがあります。

レストランのソムリエ、高原さんにレクチャーしてもらいました。

 

 

たとえば、トウガラシのきいた辛い食べ物には甘いワインを、

アボカドやチーズなど、まったりした食べ物には果実味を感じるワインやスパイシーなワインが合うそうです。

 

チャートを見ながら、組み合わせを考えていきます。

 

 

 

まるで科学の実験のように、食材と調味料を合わせてカナッペを作りました。

 

 

 

 

納得の行くものができたらレシピをメモしておきます。

 

 

 

 

果たして、つくったカナッペはどんなワインに合うのでしょうか。

 

 

 

 

こちらのカナッペは「豆腐、わさび、ねり梅、アボカド、オリーブオイル」です。

本当に合うの??と思うような組み合わせも、意外とワインによく合いました。

ワインの酸味や果実味が、最後の仕上げをしてくれるようです。

 

 

 

 

 

参加者の皆さん、何種類ものレシピを編み出していらっしゃいました。

アイデアの交換をしたり、もし明日自分が居酒屋を開くなら。。。と空想しながらレシピを考えたり

和気あいあいとした時間でした。

 

 

 

 

身近な食材だけでも、こんな風におしゃれで美味しいカナッペを作ることができました!

 

 

 

 

リーズナブルで美味しいワインが増えてきているので、

ぜひ家庭でも気軽にマリアージュを楽しんでもらえたらと思います!

 

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

ワークショップ「春の標本作り」を開催しました

更新日:2019年5月30日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 梅雨を通り越して夏が来たような暑さです。

 先月開催したワークショップ「春の標本作り」の様子を報告いたします。

 

昨年も開催したガーデントーク。

植物の先生をお招きしてのレクチャーです。

今回は特別編として、植物の標本のつくり方を教えていただきました。

 

 

今回作ったのは、講師の濱田先生が手に持っていらっしゃるような「押し葉標本」。

押し花、私も小さい頃に分厚い漫画本に挟んで作っていましたが、

今回は押し花を研究材料として残すときのテクニックを教えていただきました。

 

まずは庭を散策して、気に入った植物を採取します。

 

 

裏山にも登ると、さらにいろんな種類の植物に出会えました。

 

 

「雑草」とひとくくりにしてしまう小さい植物も

よく見ると色んな形があり、おもしろいですね。

 

 

普段は気づいていなかった植物を色々見つけることが出来ました。

 

 

 

 

採取した植物は根を洗ってきれいにします。 

 

 

その後、新聞紙と板を使って丁寧に挟んで、紐をぐるぐる巻きにして圧をかけます。

10日間、吸水用の新聞紙を毎日取り換えることが、綺麗な色を保つ方法だそう。。。!

 

 

あれから一カ月近く。

スタッフが作った標本がこちらです!

 

 

途中、忙しさにかまけて、新聞の交換を忘れた時も・・・

それでも何とか出来上がりました!

 

 

葉の色がもう少し鮮やかになったかもなあ、と反省しつつ、

台紙に張ってラベルをつけると、植物の形の綺麗さが際立ちます。

 

 

 

 

図鑑にしてもいいし、額に入れるのも良いかもしれません。

自宅の庭や、道ばた、旅先などで、ちょこちょこ押し葉標本を集めていくと楽しいですね。

参加者の皆さん、濱田先生、暑い中ありがとうございました。

 

 

 

ワークショップ「お茶の色々」を開催しました

更新日:2019年4月27日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

尾道は爽やかな風がふいて気持ちの良い季節です。

先月開催したワークショップ「お茶の色々」の様子をお伝えいたします。

 

 

 

講師は、広島県世羅町でお茶の栽培から製造まで行う

Tea Factory Gen の高橋玄機さん。

 

 

 

日本では各地でお茶の栽培がされていて、世羅町もその一つでした。

しかし時代の移り変わりとともに、お茶づくりは衰退していきました。

茶畑は荒れ放題となっていましたが、近年茶畑を再生する取り組みが行われています。

 

 

 

 

 当日はたくさんの方にお集まりいただきました。

 

 

 

 

今回のワークショップでは、展覧会に合わせて、

お茶の栽培や製造方法に焦点を当ててお話して頂きました。

 

お茶の木、学名は「チャ」。実はツバキと同じ仲間だそうです。

ツヤツヤした葉っぱがツバキに似ていますね。

 

 

 

 

まずはお茶の製造方法をレクチャーしてもらいました。

 

お茶の葉っぱは摘み取ったとたんに発酵が始まるので、火を入れて発酵を止める作業が必要です。

そのため茶摘みの季節は夜遅くまで作業が続くそう。

太陽の下での長時間の作業も多く、体力のいる仕事です!

 

栽培の過程では、木や土壌に負荷がかからないように心がけていらっしゃいます。

 

 

 

お茶の歴史も紹介してもらいました。

もともと薬として伝来したお茶は、嗜好品として広まり

やがて千利休らによって「茶の湯」の文化として親しまれるようになりました。

その後も江戸時代には「煎茶」が登場し、現在お茶は日本の生活になくてはならない存在です。

 

 

 

家庭で煎茶を美味しく淹れる方法も教えていただきました。

お湯の温度と蒸らし時間がポイントの様です。

ちょっとしたコツで格段に美味しくなりました。

 

 

 

 

緑茶、和紅茶、緑茶にお茶の花をブレンドして香りをつけた「茶花茶」をご用意いただきました。 

Tea Factory Gen では、他にも

ほうじ茶や、茶葉を尾道の潮風に当てて干した「浜茶」なども製造されています。

 

 

 

今回のようなワークショップの開催や、

ふらりと立ち寄って一服できるティースタンドのオープンなど、

人々が気軽にお茶に親しんでもらえるように、

様々な角度でアプローチを続けているTea Factory Gen 。

 

その根源には築きあげられたお茶の文化を守り続けていこうとする情熱がありました。

 

高橋さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 
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音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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