「古武家 賢太郎 展 Letters」カタログできました!
更新日:2012年7月13日(金) 【展覧会】
「古武家 賢太郎 展 Letters」の展覧会カタログが完成しましたー!
中身はこんな感じです!
上は、過去の展覧会風景。
下は、木の支持体に描かれた作品。
この他、本展のメインテーマもである「Letter」シリーズの作品図版も、たっぷりと収録しています。
とても綺麗なので、ぜひ、ショップでお手にとってみて下さいませ。
A5サイズ 30ページで、価格は800円。
部数限定ですので、欲しい方はお早めに!
オリジナルのポストカードもつくりましたよ!
カタログと同じ、A5サイズ。 少し大判のカードにしました。
こっこれは、かわいい・・・!
「レター」シリーズの作品が3種と、チラシやポスターと同じ「Eyed」。
合計で、4種類作っています。価格は、一枚150円。
宛名の面、ロゴマークのような手書き文字をあしらっています。
これは、古武家さんに書いていただいた言葉です。
英語圏では手紙によく使われる、とても象徴的な表現なので、こちらもご注目下さいね。
どちらも自信作!
遠方の方は、通販も対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合せ下さい。
「古武家 賢太郎 展 Letters」オープンしました!
更新日:2012年7月7日(土) 【展覧会】
本日、「古武家 賢太郎 展 Letters」オープンしました!
古武家賢太郎さんは、1975年広島生まれ。
現在は、ロンドンを拠点に活躍するアーティストです。
国内での個展は本当に久しぶりで、
本展では、2000年頃の初期の作品から、大きく画風を転換した頃の作品、
今年描かれた最新作や、未発表の立体作品まで、一堂に展示しています!
幸いお天気にも恵まれ、初日から大勢の方に来ていただき、
14:00〜はアーティストトークを開催しました!
古武家さんご本人に、Q&A方式で色んなお話を伺っていきます!
描画に使うのはほとんどが色鉛筆。
特に、今回の展覧会に出品されているのは、すべて色鉛筆で描かれた作品ですが、
クリアで鮮やかな色と、力強い線や形が印象的です。
そして童話や昔話から着想を得ながら、
全て、想像の中の人物や動物などを描いていくとのこと。
ストーリーを感じさせるような表現が特徴ですが、
その解釈は、完全に見る人に委ねられています。
モチーフを、おおまかに決めて描き始め、
細かいディティールや、パターン(模様)、色彩などは、描きながら決めていくこと。
日本やイタリアの古典に影響を受けたこと。
もともとデザインのお仕事をされていたこともあり、パターンに惹かれるのかも・・・。
などなど、興味深いお話をたくさんお聞きしました!
古武家さん、お越し頂いた皆様、どうもありがとうございました!
そして本展で、一番のみどころであり、最新作でもある「レター」シリーズについて。
開いた封筒を組み合わせて支持体に、童話や無意識のイメージを抽象的に描いていく、とても魅力的な作品です。
このシリーズは、会期中に100点目まで完成させるというプロジェクトで、
美術館の中で、不定期に公開制作中です!
展示室内に机を設置して、古武家さんがいつでも気軽に描けるよう準備をしているので、
もしかしたら、あなたも古武家さんが描いている時に出会えるかもしれません。
描き上がった作品から展示していくため、徐々に部屋の様子も変わっていきますので、
何度か足を運んでいただくのも楽しいと思います!
「古武家 賢太郎 展 Letters」は、9/9(日)まで
ぜひお越し下さい。
そして次回のアーティストトークは、
8/19(日) 14:00〜15:00 です。
その他にもミュージアムコンサートや、
子ども向け、大人向けそれぞれのワークショップ、イベントもたくさん開催しますので
展覧会のページでチェックしてみてくださいね。
15周年記念の特別講演会を開催しました!
更新日:2012年6月15日(金) 【展覧会】
開催中の「Flowers」に関連して、
美術評論家の木島俊介さんをお招きして、
絵画にとっての「花」、静物画の歴史についてお話いただきました。
人が描いたのは、まず「動物」や「人」で・・・、と絵画の歴史をたどりながら、
植物の、発芽から花が咲き、種になってまた発芽・・・というサイクルから、人々は復活や再生という概念を生んだこと。
描かれる花にバラが多いのは、色んな地域で育つから=色んな神話や寓意が生まれたので」というお話や、
チューリップの品種が多いのは、オランダの画家が自分の描きたいチューリップを育てていったから・・・など、ちょっとトリビアルなお話、
オランダで登場したとき「スティル・レーベン」=「静止した・生きているもの」という意味だった『静物画』という概念が、フランスでは「ナチュール・モルト」=「死んでいる自然」になってしまった不思議。などなど。
一冊の本を読むような、素敵な講演会でした。
そして、今わたし達が当たり前のように見ている
「花」を自由に描いた様々な表現に至るまでに、
長い長い変革の歴史があることを再認識しました。
色んな作品を、もっともっと知りたいなと思いました。
お越し頂いた皆様、木島さん、どうもありがとうございました!
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。