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コレクションプラス『絵画のなかの風景』が始まりました
更新日:2020年10月20日(火)
10/10(土)からコレクションプラス『絵画のなかの風景』が始まっています。
絵画、写真、映像の作品を交えて、さまざまな風景の表現をご紹介する展示です。
19世紀フランスで風景画をジャンルとして確立したカミーユ・コローをはじめ、
パリの町並みを詩情豊かに描いたモーリス・ユトリロ、水辺を描いたアルベール・マルケなど
画家たちにとって風景は、もっとも自己を投影できるモチーフのひとつでした。
今回は尾道のなかでも特に、向島を描いたものや、向島から見て描かれた尾道の風景画を展示しています。
向島は古くは「歌島」と呼ばれており、近代にかけて塩作りなどで栄えました。
尾道の市史編纂室さんからご提供いただいた古写真とともに展示しています。
風景の奥に積み重なった歴史を感じていただければ幸いです。
また尾道在住の現代美術作家である村上友重さんと、安田彰さんにも出品いただいています。
いずれも風景画発祥の地であるオランダにて滞在制作されたものです。
オランダは低地にあり、干拓によって国土を広げ、自ら風景を作り上げてきた国です。
そして緯度も高く、大きく広がる空から降り注ぐ光は、画家や研究者たちを惹きつけてきました。
オランダの光、人と自然の営みによって作られた風景は、今を生きる作家たちの目にどのように映ったのでしょうか。
過ぎ去っていく日々のなかで、私達がいる場所や見ているものについて、ゆっくりと向き合える展示になっているのではないかと思います。
コレクションプラス『絵画のなかの風景』は2021年2月21日(日)まで。
どうぞ無理なく、お出かけいただければ幸いです。
当館では混雑なく、ゆったりとご覧いただける状態が続いています。
ご来館の皆様には感染防止対策にご協力いただいています。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。
・ご来館の際はマスクの着用をお願いいたします。
・入館時に手指の消毒をお願いいたします。
・館内では会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。
・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください
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※感染防止対策(換気や屋外での開催、定員の縮小、マスク着用等)を徹底した上で、関連イベントも順次再開しております。
※混雑具合や、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。