コレクションから見る『パリと画家たち』がはじまりました
更新日:2019年10月15日(火) 【展覧会】
10月12日から コレクションから見る『パリと画家たち』展がスタートしています。
パリの街を描いた風景画や20世紀初頭にパリに集った画家たちの個性あふれる作品など、計53点を展示しています。
シャガールやキスリング、パスキン、藤田嗣治など異国から集った画家たちは、
パリの自由な空気のもとで、互いに交流しながら個性を花開かせました。
“エコール・ド・パリ”と呼ばれる彼らと、その同時代の作品を中心に、先達となるコローやルノワール、
あるいは第二次世界大戦後に活躍したビュフェやアイズピリといった画家たちの作品を一堂にご覧いただけます。
またこの度はコレクション以外にも、企画に合わせてご出品いただいた作品を多数展示しています。
自由と孤独、華やかさと静けさ、伝統と革新…一枚一枚の作品を通して、
パリが見せる多彩な表情と画家たちの思いを感じていただければ幸いです。
また、なかた美術館では子どもから大人まで、美術館で楽しく過ごすことができる様々なプログラムを、
研究所のイメージで nakata Labs(なかたラボ)と名付けて展開しています。
展覧会の関連ワークショップのほか、絵本を楽しむ講座『金のりんご』、絵画教室などを継続して開催しています。
おひとりでゆっくりと、またご家族やお友達とご一緒に、美術館をいろいろなかたちで楽しんでいただければ嬉しいです。
コレクションから見る『パリと画家たち』 2020年2月16日 まで開催しています。
詳細やワークショップのお知らせは 展覧会のページ でもご覧いただけます。
コレクションプラス『海と旅』がはじまりました。
更新日:2019年6月13日(木) 【展覧会】
6月8日(土)からコレクションプラス『海と旅』が始まりました。
南仏やヴェネツィア、尾道などの海を描いた風景画と、画家たちが旅をして描いた作品をあわせて67点展示しています。
南仏サントロペを愛したポール・アイズピリの作品、
ノルマンディー生まれの画家ラウル・デュフィの作品や、
物語から想像をふくらませて描いたアンドレ・ボーシャンの海をご覧いただけます。
また尾道を拠点にして、日本各地を旅し、風景を描き続けた小林和作の作品や、
尾道ゆかりの画家として村上選氏、高田三徳氏が描いた異国の風景画、
“旅する建築家”の渡邉義孝氏によるスケッチノートなどを展示しています。
遠くへ行くことは日常からの解放であり、感覚を研ぎ澄ませる時間でもあります。
旅はそのまま画家たちの歩みともつながります。
彼らが見つめた海と港、船、街並み、さまざまな土地の歴史や暮らしなど、いっしょに旅をするようにお楽しみいただければ嬉しいです。
夏休みにあわせた様々なワークショップも企画しています。
ぜひこの機会に足をお運びください。
コレクションプラス『海と旅』
開催中〜10/6日(日)まで
詳細やワークショップのおしらせは、展覧会のページでもご覧いただけます。
コレクションプラス『花ある絵画』がはじまりました。
更新日:2019年3月1日(金) 【展覧会】
2月23日からコレクションプラス『花ある絵画』が始まりました。
バラを中心に、様々な植物が描かれた静物画や風景画を展示しています。
フランスの近現代の作家たちが描いた花のある静物画や、
日本近代の画家たちによる花のコレクション、
小林和作をはじめとした日本の風景画など、春らしい作品をご堪能いただけます。
どんな作品を展示しているか こちらのページ(http://www.nakata-museum.jp/collection/) で確認することができます。
カテゴリごとにコレクションが一覧になっており、◎印が展示中の作品です。
お気に入りの一枚がある方は、ぜひチェックしてみてください。
そして第2、第3展示室では、スイスの画家アン・マリー・トレクスリが描いたバラの植物画を展示しています。
トレクスリはフランスやドイツ、イギリスなどで美術を学び、植物学の知識をもとにした専門的なイラストレーションで評価されました。
バラのほか、ツバキやランの花、鳥を描くことを得意とし、アメリカのカーネギー自然史博物館や、パリの国立自然史博物館にも務め、自らも育種に取り組みました。
本展では、さまざまな色や形のバラを描いた37点をお借りして、一堂にご紹介しています。
それぞれの特徴をクリアに描き分ける卓越した水彩画の技術を、ぜひ目の前でご覧ください。
オープンにあわせたように、しだれ梅も満開を迎えています。
アンズの蕾も膨らみつつあり、この先の季節は美術館前の桜並木も楽しみですね。
春のお散歩がてらに、ぜひ美術館でゆっくりとした時間をお楽しみください。
コレクションプラス『花ある絵画』は6月2日(日)まで開催しています。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。