ワークショップ「旅のサコッシュづくり」を開催しました
更新日:2021年12月18日(土) 【nakata Labs なかたラボ】
先月開催したワークショップ「旅のサコッシュづくり」の様子をお伝えします。
サコッシュとはサイクリングの時に使うななめ掛けのかばんのこと。
お財布や水筒を入れて、旅行や散歩のときにも重宝します。
今回はフェルトやリボンなどを使って、無地のサコッシュに模様を施しました。
フェルトは柔らかくほつれにくいので、小さなお子さんでも簡単に扱うことができます。
色のバリエーションもたくさんあって楽しくなりますね。
たくさん使ったあとは洗濯もできるように
布用のボンドを使って貼り付けました。
難易度の高い刺繍糸でのステッチも上手にできました。
こちらはコツコツ地道な作業。
小さな四角をたくさん切って貼り付けていきます。
さて、何ができるかというと…
ピラミッドでした!
月や星、ラクダもいます。サコッシュの紺色をうまく使って、夜の風景を作りました。
同じ材料を使っていても
アイデア次第で様々なデザインに仕上がりました。
世界の国旗や
月とネコ。
便利なポケットもついています。
いろんな毛糸を使ってボーダーにしたり、
星やハートが散りばめたり。
どれも身につけるのが楽しくなりそうなものばかりです。
作ったサコッシュ を持って、たくさんお散歩してくださいね。
参加者のみなさん、ありがとうございました!
ミュージアムコンサート「旅するチェンバロ〜イタリアをめぐって〜」を開催しました
更新日:2021年10月26日(火) 【コンサート】
10月25日に、ミュージアムコンサート『旅するチェンバロ〜イタリアをめぐって〜』を開催しました。
今回は、小田郁枝さんのチェンバロ演奏に加えて、岡野映さんのフルート演奏と大橋聡恵さんのソプラノ歌唱も行われました。
今回のコンサートはタイトルに「イタリアをめぐって」とあるように、イタリアにゆかりのある作品が中心のプログラムです。
フレスコバルディやヴィヴァルディ、スカルラッティ父子など、イタリア生まれの作曲家の作品をたっぷり楽しむことができました。
小田さんによるレクチャーも間に挟みつつのブログラムでしたが、音楽の歴史や作曲家の生い立ちを紐解き、画像も交えながらわかりやすくお話ししてくださいました。
オペラの楽曲や愛の喜びや苦しみを歌った切ない曲など、さまざまな作品を豊かな歌声で表現する大橋さん。
小田さんのチェンバロと岡野さんのフルートが重なり、まるで本物のオペラを観劇しているような華々しさがありました。
ヴィヴァルディはヴェネツィア出身の作曲家ですが、開催中の展覧会ではヴェネツィアの風景を描いた作品もいくつか展示しています。作曲家が生まれた地の空気を絵画から感じることで、音楽と絵画の共演を味わうような素敵な時間になりました。
パーティションで感染対策も行いながらの、いつもとは少し違うコンサートでしたがたくさんの方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、出演者のお三方、どうもありがとうございました!
なかた美術館では皆様に心休まるひとときをご提供できるよう努めてまいります。
ご来館の皆様へは以下のことをお願いしております。併せて<ご来館のみなさまへのお願い>もご確認ください。
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・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。
・ご入館の際のアルコール消毒と検温にご協力ください。
・館内での咳エチケットや、適宜マスクの着用にご協力ください。
・アルコール消毒液やハンドソープを設置していますので、ご自由にお使いください。
・館内では大きな声での会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。
・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください。
・団体鑑賞の受け入れや館内でのイベントについて、対策を施した上で順次再開しています。
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次回のコンサートに関しては詳細が決まり次第、このブログやチラシ等でお知らせします。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
ワークショップ「キッチンで絵具作り」を開催しました
更新日:2021年10月16日(土) 【nakata Labs なかたラボ】
先月開催したワークショップ、「キッチンで絵具作り」のご紹介です。
絵画は基本的に四角いキャンバスや紙の上にいろんな描画材で描かれています。
私たちは作品を鑑賞するときに、「何が描かれているか」と考えることが多いと思いますが、
細分化してみると、キャンバスは糸と木、油絵具は顔料と乾性油など
様々な素材が組み合わさって構成された物体です。
前回の展覧会「PaintersCollection2021」様々な表現方法の絵画をご覧いただきましたが、
絵画という概念を広げて違った角度から見てもらえるかな・・・と思いこのワークショップを開催しました!
絵具は「顔料」という岩や土など自然の素材、石油などを化学反応させて作った「色の粉」に定着材を混ぜて作ります。
顔料に油を混ぜると油絵具、アラビアゴムを混ぜると水彩絵の具、蝋を混ぜるとクレヨンになります。
さて、今回は「キッチンで」ということで、顔料の代わりにいちごパウダーや抹茶、スパイスなど
口に入れても安全な素材にしました。
そして定着材には卵黄を使いました。
卵黄を定着材に使った絵具は「テンペラ」という技法の一種で、古くから多くの画家が使用してきた絵具です。
いちご、抹茶、卵・・・なんだかお菓子作りのようになってきましたね!
上のみどり色は抹茶の粉、下の黄色はターメリック。
想像以上に鮮やかな色でした。
他にもパプリカパウダーや赤ワイン、お醤油も使ってみました。
比べると色の違いがよくわかります。
食べ物なので、描いている間いろんな香りも楽しめました。
実は今回のように食べ物で描いた絵は、数日経つと変色してしまいます。
美術館にある絵画は、経年や化学変化にも耐えて当たり前のように存在していますが
実は現代まで残っているのは奇跡的なことなのですね…
なんて思いながら、楽しく皆さんの描いた絵を眺めていました。
参加者の皆さん、ありがとうございました!
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。